明けた日曜、2018年ETRCシーズン最後の1日も午前のスーパーポールセッションでハーンが当然のように今季8度目のポールを確保すると、前日に続いてフロントロウに並んだ地元の英雄アルバセテを封じる好走を披露する。

 2秒以上のマージンを持った最終ラップの最終コーナーでは、トレードマークでもある“パワースライド”を決める余裕でタイトル獲得に華を添える12勝目をマーク。2位のアルバセテ、3位のラッコにチャレンジする隙すら与えない完勝を飾った。

 前日のリピートを見ているかのようなレース3に続いて、今季最終ヒートとなったレース4も土曜の再現のような展開となり、ブレアートンを先頭に8台のトラックが数珠つなぎに。

 テール・トゥ・ノーズのアクションが続いたパックで変化が起こったのは6周目で、ラインアートが再びブレアートンを仕留めて首位に浮上。同じラップで3番手につけていたホセ・ロドリゲス(ロボコノート・トラック・レーシングチーム/MAN)も2番手に上がり、新たなレースリーダーを追走する展開となる。

 幾度かインサイドにダイブする動きを見せたロドリゲスも、トップを捉えるには至らず。そのままラインアートがトップでフィニッシュラインを通過し、シリーズ復帰初年度で4勝目を飾ってみせた。

 2位のロドリゲスに続き最後の表彰台スポットを確保したのは、昨季までラインアート”代表”のもとでレースを戦ってきたハルムで、オープニングラップで彼女のマシンはワイドとなり、2番手から3つポジションを落としたものの、かつての恩師とともに今季最後の表彰台に並ぶべく力強く挽回するレースマネジメントを披露した。

 最終戦を終え、早くも2019年暫定カレンダーを公開したETRCは、まだFIAの最終承認前の段階ながら今季開催の8戦に加え、TBAとなる1戦を加えた全9戦を予定。現時点では、2019年5月25~26日にイタリア・ミサノで開幕戦を迎えるスケジュールとなっている。

R1、R3と予選ポールからストレートに制する圧巻の強さを見せたハーン(中央)。地元アルバセテ(左)もファンを沸かせる表彰台となった
シュティフィ・ハルムのチーム離脱に合わせ、今季はドライバーとして復帰したレネ・ラインアートが4勝目
R2に続き、元恩師と同時に今季最後のR4表彰台に上ったシュティフィ・ハルム(右)
レース後には年間アワードのセレモニーも開催され、王者ハーンも妻とともに祝福を受けた

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