ただし、2019年シーズンに向けてはすでにフォードとの契約が締結済みとみられ、WECの”2018-19スーパーシーズン”のカレンダーと2019年WTCRの日程バッティングがどの程度クリアになるかがダブルエントリーへの焦点となりそうだ。

 一方、現在もツーリングカーのトップドライバーとして活躍するコリン・ターキントンも、世界戦格式のシリーズへ復帰を狙うひとりと目されている。

 西アイルランド出身のターキントンは、2009年にチームRACのBMW320siで初のBTCCタイトルを獲得した勢いそのままに、2010年にはウエスト・サリー・レーシング(WSR)とともにWTCCの日本ラウンド、岡山国際サーキットで世界戦初勝利を手にしている。

 その後、WTCCとSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に参戦したのち、2013年にはBTCCに本格復帰すると、2014年、2018年と2度のドライバーズチャンピオンを獲得。いずれもNGTC仕様のBMW125i Mスポーツでの王座で、FR使いのイメージを定着させている。

 現在36歳のターキントンは、直近のWTCR中国・武漢ラウンドでパドックの関係者とも顔を合わせており、同じ週末にCTCCチャイナ・ツーリングカー・チャンピオンシップのフォルクスワーゲン・ワークス、SAIC VW333レーシングの要請を受け『フォルクスワーゲン・ラマンドGTS』というFFツーリングカーをドライブし、ポールポジションと表彰台を獲得している。

 また、BTCCでともに戦ってきたWSRとの2019年契約はまだ未定となっており、BMW UKのスポンサーシップ契約締結交渉が長引けば、WTCR参戦の可能性がより高まると見られている。

 そのほか、今季2018年後半戦からミュニッヒ・モータースポーツに加入し、FK8型のホンダ・シビック・タイプR TCRのステアリングを握っているティモ・シャイダー(2008、2009DTM王者)も、2019年シーズンは同チームからフル参戦を果たす可能性が高いようだ。

2018年シーズンに自身3度目のBTCCドライバーズタイトルを獲得したコリン・ターキントン
プリオール同様、ここ近年はBTCC、WTCCでも後輪駆動のBMWをドライブしてきた
ターキントンにとって久々のFFツーリングカーとなったCTCCのフォルクスワーゲン・ラマンドGTS
2019年のWTCRグリッドにも、ツーリングカーの名手が多数揃うことになりそうだ

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