引き続きAmDの代表として『トレード・プライス・カーズ・レーシング』の監督も務めるオランビーは「このパートナーシップはチームにとっても非常にエキサイティングな決断だ」と、歓迎の意向を示した。
「別の業態で成功を収めた企業とコラボレーションするのは、チームにとっても理にかなった判断だった。アウディは確実な進歩を見せているし、開幕までにさらなるアップグレードも予定している」
一方、AmDは今季限りでシリーズからの活動撤退を表明したユーロテック・レーシングの参戦枠を購入し、彼らが走らせていたFK2型ホンダ・シビック・タイプRの2台をラインアップに追加し、2018年までアウディのタイトルスポンサーとして活動したコブラ・スポーツ・エキゾーストのカラーリングでシリーズに投入する計画も明かした。
「昨シーズンはチームとして初の4台体制にチャレンジしたが、その成功を受けてAmDとしても次のレベルにチャレンジすべきだと感じていたんだ」と続けたオランビー代表。
「我々はトリプルエイト・レースエンジニアリングから引き継いだMG6 GTで良い戦績を残してきたが、ジェフ・スミス率いるユーロテック・ホンダがシリーズでどれほどの活躍を演じてきたかは、リザルトの統計を見るまでもなく明らかだ」
「このFK2シビックを入手することは、我々のゲームを確実に次のレベルへと引き上げ、我々をグリッドの最前列、そして狙うべき最高の到達点に連れて行ってくれると確信している。その目標をともに目指せるドライバーたちとも交渉を始めているところだ」
コブラ・スポーツAmDレーシングは、このFK2型ホンダ・シビック・タイプRの新カラーリングとドライバー・ラインアップを近日中にはアナウンスするとしている。

