「我々がスーパーTC2000に復帰するにあたり、最適なベースモデルは何かと考え続けてきた。世界中のあらゆるモデルを検討した結果、この新型ホンダ・シビックこそが我々の未来を託すにふさわしいクルマだと思ったんだ」とロッシ代表。

「エッジの効いたボディラインはエアロダイナミクス面でも恩恵があるだろうし、なにより我々チームの歴史において、TC2000に続いてこのスーパーTC2000でもホンダのマシンを投入するという、最後のピースを埋める時期が来たと判断したんだ」

 また今回は1台体制でのエントリーとなるRAMレーシング・ファクトリーだが、来季2019年に向けては2台体制でのフルシーズンエントリーを目指しているという。

 この週末、11月3~4日にオスカー・ファン・ガルベスを舞台に開催されるブエノスアイレス200kmはシリーズの1戦でありながら、レギュラーイベントとは異なりマシン1台につき2名のドライバーを登録する耐久イベントとなる。

 かつてはルチアーノ・ブルティやエンリケ・ベルノルディ、タルソ・マルケスやクリスチャン・フィッティパルディといった南米勢に加え、アラン・メニュやアンソニー・リード、ニコラ・ラリーニ、ファブリツィオ・ジョバナルディ、トム・コロネル、ロブ・ハフら、例年グローバルに活躍するゲストドライバーが数多く参戦してきた。

 また昨年は隣国ブラジルの人気シリーズであるストックカー・ブラジルの一行がマシンを運び込みデモンストレーションランを開催すると同時に、将来の交流戦開催に向けた協議を本格化させるアナウンスも行っている。

今季2018年のRAMレーシング・ファクトリーはSTC2000での活動を一時休止し、新型モデルの開発に専念していた
2016年から地元食肉加工企業であるパラディーニの資本参入を受け、チーム名をエスクーデリア・フェラby RAMレーシングに変更した
自らもドライバーとして幾多のタイトル獲得経験を持つRAMレーシング・ファクトリー代表のヴィクトール・ロッシ

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