昨日に続いて行われた『新・永遠のライバル対決』。モースポフェス2日目はあいにくの雨となってしまったが、初日のレース結果に基づいてポールポジションに本山哲、2番手に道上龍、そして3番手に脇阪寿一がついた。
1周目の1コーナーで脇阪がトップに浮上するも、翌周には本山がポジションを取り返す。トークショーでは“雨の道上”と呼ばれた道上もポジションを上げるなど、初日同様の激しいバトルが繰り広げられた。最後は本山と脇坂がトップを争い、脇阪がトップでチェッカーを受けた。昨日のレース結果とのポイントを合算し、もっとも多くポイントを獲得した本山が初代チャンピオンに輝いた。
ただレース後、道上はこのレースで使用するCastrol 無限 NSXのウエットタイヤの用意がなかったことを明かした。そこで急きょ、市販のタイヤに切り込みを入れてNSXに装着させたため、まったくグリップしない状況での走行となってしまったようだ。だが、ファンのためを思うホンダ、タイヤメーカー、そして道上らの気持ちの詰まった走行となった。
■雨でも迫力のウィリーを披露
2日目の鈴鹿8耐プレシーズンマッチには8台のマシンが集結。鈴鹿8時間耐久ロードレースと同じくル・マン式スタートから走行がスタートした。
ホールショットはヨシムラスズキMOTULの加賀山就臣が奪い、以降は渡辺一馬、高橋巧が順位を入れ替えながら周回。最後は加賀山がウィリーしながらチェッカー。
日本のトップライダーたちがウエットコンディションのなかでも、ファンに迫力の走りを披露した。
■モースポフェス2日目は鈴鹿8耐ライダーが玉入れで対決
初日にトヨタ・ホンダ4輪ドライバーたちによるトークショーと大運動会が行われたモースポフェス。2日目には、鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦ライダーたちによるトークショーと大運動会が開催された。
イベントには加賀山就臣、渡辺一樹、津田拓也、渡辺一馬、ジョシュ・フック、秋吉耕佑、高橋裕紀、高橋巧、水野涼、中須賀克行、野左根航汰、前田恵助の12名が登場。
大運動会ではライダーがファンとともに玉入れを2回勝負を実施。白組にカワサキとヤマハのライダーが、紅組にはスズキとホンダのライダーが加わり、紅組が2連勝で勝利した。
最後は白組に参加した2018年JSB1000王者の中須賀が「玉入れでは負けましたが、レースでは負けません」とコメントしイベントを締めくくった。
■2019年版レッドブル娘とトロロッソ娘を早くもお披露目
JMS P.MU/CERUMO・INGINGの山口美羽ちゃんを描いている原画家P2Wさんによる作品『GP娘』。
モースポフェスには、2019年仕様のGP娘、レッドブル娘とトロロッソ娘が飾られ、レッドブル・ホンダのピットにも登場した。