ハグロフとともにPWRレーシングの共同創設者であるピーター・“ポーカー”・ウォーレンバーグは、このWTCR昇格は「チームにとって重要な、大きなステップになる」と語った。
「我々はTCR規定採用前夜の2016年に、TTA規定のレオン・クーペでセアトの公式パートナーチームに就任した。そして今、国際的シリーズの舞台でセアトのスポーツブランドであるクプラ・レーシングの一員として戦うチャンスを得たことは、過去数シーズンにわたる我々への信頼の証であり、チームメンバー全員の素晴らしい成果だ」と、元レーシングドライバーのウォーレンバーグ。
まだWTCRに挑むドライバー陣は確定していないが、チームはこれまでの伝統に従い、実績あるエースと若い才能の組み合わせになる、としている。
「そう、それがPWRレーシングの基本姿勢だ。チームは2012年の創設以来、若い才能を発掘し才能を伸ばすことにフォーカスして彼らをモータースポーツシーンに送り出してきた。WTCRのラインアップもその精神を反映したものになり、もう間もなくアナウンスできるはずだ」
2018年にSTCCでクプラTCRのステアリングを握った4名のうち、ルーキーのモーリンは2018年限りでの引退を表明。ダールグレン、コチュリンスキーの両名はすでにSTCCへの参戦継続をアナウンスしており、この事実からチーム共同オーナーのハグロフがWTCRデビューに向けたエース候補として有力視されている。
「チームはその創設以来、急速なスピードで発展を遂げてきた。そしてついに国際的シリーズの門を叩く位置にまで到達した」と喜びを語るハグロフ。
「これはPWRレーシングの実力を世界最高峰の舞台で実証する最高の機会だ。本当にワクワクしているし、このハイレベルなシリーズでブランドを代表して戦うチャンスをくれたクプラ・レーシングにも心から感謝しているよ」


