2016年にはアンドレッティ・ハータ・オートスポートの共同オーナーとして優勝。第100回インディ500でのアレクサンダー・ロッシの優勝はブライアンの打った大ギャンブル、奇跡的燃費作戦による勝利だった。
インディカーのオーナーとなってから6年という短期間にインディ500で2勝した彼は今年もアンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ&カーブ・アガジェニアンの共同オーナーとして、マルコ・アンドレッティのピットでストラテジストを担当している。
コルトンはそんな父の現役時代とまったく同じデザインのヘルメットを被っている。目元が特にブライアン似で、コクピットでの写真など見ると父親との区別がつかないぐらいだ。


COTAでのコルトンの初勝利は、チームの共同オーナーたち、マイク・ハーディングとジョージ・マイケル・スタインブレナー4世にとってもアメリカン・トップ・オープンホイールで初めて体験する優勝だった。
メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースのオーナー一家に生まれたジョージ4世は、現在22歳。
子供の頃にレースに興味を持ったが、自分がマシンに乗って戦うのではなく、自らのチームを持つことを夢見るようになった。
コルトンがまだ12歳の頃に知り合ったというふたりは、「一緒にインディカーに行って成功しよう」という当時の約束を現実のものとした。そして、スタインブレナーもまたインディカー史上最年少の優勝チームオーナーとなった。
このコルトンとスタインブレナーというコンビの結びつきは強く、今後も長くタッグを組んで活動し続けて成功を積み重ねて行くことになるかもしれない。

