レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.08.08 10:53
更新日: 2019.08.08 10:54

BTCC第6戦:今季デビューのトヨタ・カローラが初のポール・トゥ・ウインで2勝目

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | BTCC第6戦:今季デビューのトヨタ・カローラが初のポール・トゥ・ウインで2勝目

 それでもホンダ・シビックに付け入る隙を与えなかったイングラムは、12周を走破してライト・トゥ・フラッグでのトップチェッカー。2位に3秒差でカミッシュが続き、3位には一時モーターベース・パフォーマンスのトム・チルトン(フォード・フォーカスRS)にポジションを譲りながらも、左フロントタイヤのトラブルで離脱した彼に代わりグリッドポジションを取り戻したコブラスポーツAmDオートエイド/RCIBインシュアランスのサム・トルドフ(FK2ホンダ・シビック・タイプR)が入り、トヨタ、ホンダの日本車勢が表彰台を独占した。

 ポディウム圏外の4〜5位には名門ウエスト・サリー・レーシング(WSR)が続き、こちらも今季から投入するBMW330i Mスポーツをドライブする選手権リーダーのコリン・ターキントンとアンドリュー・ジョーダンが続くトップ5となった。

「まさに僕の望むとおりのレース展開になった。スタートでギャップを築き、そこからはマネジメントに徹することができた。みんなにとって退屈なレースにできてうれしいよ(笑)」と、喜びを語ったイングラム。

「やはりテストでのインプルーブによる前進が、僕らにとって非常に大きな意味を持っていた。BTCCのレースウイークでは週末のスケジュールが詰まっていて、新しい何かを試すことは難しい」

「チームはこの新型から新しい何かを絞りだそうと懸命に努力してくれたし、すでに(インディペンデント・タイトルを獲った)アヴェンシスより優れたパフォーマンスを示せたと思う。後半戦に向けて、明らかに良い兆候だね」

 続くレース2は、高速コースゆえにFRのトラクションによる優位性が薄れると見られていたBMW勢がソリッドなパフォーマンスを見せ、リバースの5番グリッドからスタートしたターキントンが僚友のジョーダンを従えてワン・ツー・フィニッシュ。

 そのBMWに続いて3位表彰台に上がったトルドフのチームメイト、ロリー・ブッチャー(FK2ホンダ・シビック・タイプR)が続く最終レース3を制し、失格裁定による繰り上げではなく”正真正銘”のトラック上決着でBTCC今季初勝利を飾っている。

 これでシリーズ後半戦の幕が開けたBTCCイギリス・ツーリングカー選手権、続く第7戦は8月17〜18日にスラクストンで争われる。

R2での勝利で選手権リードを拡大したコリン・ターキントン(中央右)、カミッシュ(右)は連続表彰台に上がった
R2では元スバルで同僚のアシュリー・サットンと好バトルを披露したジェイソン・プラトだが、R3ではペナルティに泣く
予選では3.408秒差の最後尾、最上位は17位の”再デビュー戦”となったインフィニティQ50BTCC
R3では2017年王者サットン、悪童プラトを抜き去っての完勝を飾ったロリー・ブッチャー


関連のニュース