そしてFIA F3車両ならではの注目がドラッグ・リダクション・システム(DRS)。シーズン中も導入されてきたこの“追い越し促進装置”がマカオGPでも使用されるのかどうかは、海側に長い直線を持つギア・サーキットでは注目だった。
これについては“FIA-FORMULA 3 WORLD CUP 2019”の冠をいただいた第66回マカオGPのスポーティング・レギュレーションの中に、「30) GENERAL CAR REQUIREMENTS」という項目があり、その中の「30.4 Driver adjustable bodywork」と題した部分に“DRS”の使用も可能という規則が載っている。
では、“DRS”の設置個所は? と知人であるHWAのトラック・エンジニアなどに聞くと、「マンダリン・オリエンタル・ベンドの立ち上がりからリスボア・ベンドまで」との回答。
実際に足を運んで調べると、たしかにマンダリン・オリエンタル・ベンドの立ち上がりに横断方向の白線とコース両脇に看板が設置されていた。そうでなくてもギア・サーキットは“トゥ(スリップストリーム)”の使い合いによる追い越しが頻繁に観られる。
追い越しを促進する“DRS”の使用が可能となると面白さは倍増するかもとは思いながら、一方では怖さも感じてしまった。














■2019 第66回マカオグランプリ
FIA F3ワールドカップ エントリーリスト
| No | Driver | Nat | Team |
|---|---|---|---|
| 2 | マーカス・アームストロング | NZL | SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ |
| 3 | ジェハン・ダルバラ | IND | SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ |
| 5 | ロバート・シュワルツマン | RUS | SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマ |
| 6 | ユーリ・ビップス | EST | ハイテック・グランプリ |
| 7 | マックス・フュートレル | GBR | ハイテック・グランプリ |
| 8 | 角田裕毅 | JPN | ハイテック・グランプリ |
| 9 | クリスチャン・ルンドガルド | DNK | ARTグランプリ |
| 10 | フェルディナント・ハプスブルク | AUT | ARTグランプリ |
| 11 | セバスチャン・フェルナンデス | ESP | ARTグランプリ |
| 12 | オリバー・キャルドウェル | GBR | トライデント・モータースポーツ |
| 14 | デイビッド・ベックマン | DEU | トライデント・モータースポーツ |
| 15 | TBA | TBA | トライデント・モータースポーツ |
| 16 | ジェイク・ヒューズ | GBR | HWAレースラボ |
| 17 | キーファン・アンドレス | IRN | HWAレースラボ |
| 18 | TBA | TBA | HWAレースラボ |
| 19 | ルーカス・ダナー | AUT | MPモータースポーツ |
| 20 | リアム・ローソン | NZL | MPモータースポーツ |
| 21 | TBA | TBA | MPモータースポーツ |
| 22 | TBA | TBA | イェンツァー・モータースポーツ |
| 23 | レオン・ホン-チオ | MAC | イェンツァー・モータースポーツ |
| 24 | アンドレアス・エストナー | DEU | イェンツァー・モータースポーツ |
| 25 | カラム・アイロット | GBR | ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルー |
| 26 | ダビド・シューマッハー | DEU | ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルー |
| 27 | エンツォ・フィッティパルディ | ITA | ザウバー・ジュニアチーム・バイ・シャルー |
| 28 | ローガン・サージェント | USA | カーリン・バズ・レーシング |
| 29 | フェリペ・ドルゴビッチ | BRA | カーリン・バズ・レーシング |
| 30 | ダニエル・ティクトゥム | GBR | カーリン・バズ・レーシング |
| 31 | アレッシオ・デレーラ | ITA | カンポス・レーシング |
| 32 | TBA | TBA | カンポス・レーシング |
| 33 | TBA | TBA | カンポス・レーシング |
