──シーズンを通してずっと、セッテカマラの前に出たいと言い続けてきましたが、残念ながらそれは叶いませんでした。
松下:
そうですね。トラブルや不運もありましたけど、僕自身タイヤマネージメントに関して実力不足でした。でもシーズン最後の方は、互角か以上の勝負ができていたと思います。それは、よかったです。今年強かったダムスに、今日もここまでの戦いができましたし。

──今日のレースは、力を出し切ったと思える?
松下:
自分の持ってるものは、しっかり出せたと思います。

──2020年に関しては?
松下:
まだわかりませんけど、頑張ります。状況的には厳しいですけど、最後まであきらめるつもりはありません。どうなるかわかりませんけど、最後まで僕らしく頑張りますよ。

──この1年は、自分の中ではどんなシーズンでした?
松下:
今までで、一番いい1年でした。何かを勝ち取ったというよりは、なんと言うか今までの自分になかったもの、足りなかったものを得ることができた。ドライバーとして強くなったというのが、一番の収穫かもしれません。

──シーズン前半はなかなか結果が出なくて、悔しい思いをしたんじゃないかと思うけど。
松下:
でも自分のミスもありましたし。それが中盤後半からは、流れも良くなった。何勝も出来ましたし。明日のレースでも、7番グリッドからどこまで上に行けるかで、強さを見せられると思います。

 ホンダの人たちもそんな戦いぶりを見てくれてるでしょうから、そこからまた新たに話し合いたいと思います。

左:松下信治(カーリン)、中央:セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)、右:チョウ・グアンユー(ユニヴィルトゥオーシ)ー
左:松下信治(カーリン)、中央:セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)、右:チョウ・グアンユー(ユニヴィルトゥオーシ)ー

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