「この30年間、私はステアリングを握って全力を尽くし、数多くの素晴らしい人々に出会い、忘れられない瞬間を楽しんできた。2019年のBTCCでの冒険もまさにそれだった。私は挑戦が大好きで、だからこそツーリングカー初参戦を決めたんだ。この歳でBTCCを戦った“おじいちゃん”なんて、そうはいないだろう?」

「私が運営するMBパートナーズに所属するすべてのドライバーにとって、2020年は非常に重要な1年になる。我々のエージェンシーにとって次の段階へと進む成長のシーズンであり、2020年もなんらかの形でBTCCのパドックに赴くことになるだろう」

「この長いキャリアゆえに、感謝を伝えたい人々が多すぎて困ってしまうが、私の家族や友人全員、そして苦労したときに助けてくれたすべてのファンの支援に大いに感謝している」

 ブランデルの決断に伴ってストーブリーグにも動きが出ており、その“最後の僚友”となった25歳のヒルは、AmDチューニング.com内のスライド移籍でメインチームに昇格し、FK2型ホンダ・シビック・タイプRにマシンスイッチ。2020年はインディペンデント・トロフィー獲得に照準を合わせる。

 そのパッケージで2019年のインディペンデント王者に輝いたロリー・ブッチャーはチーム離脱がささやかれており、シーズン中盤に生まれたばかりの愛息を亡くしたサム・トルドフは、2020年の復帰も断念。

 トルドフの代役を務めたマイク・ブッシェルは、正式発表前ながらチーム・ハードへの復帰移籍が確実視されており、そのハードに2シーズン所属した23歳のボビー・トンプソンが、空いたアウディのシートを獲得する形でトレード・プライス・カーズ・レーシングに加入することがアナウンスされている。

そのブランデルのチームメイトとしてBTCC初勝利を飾ったジェイク・ヒルは、AmD内での移籍が決定
ロリー・ブッチャーもチームを離れ、ホンダ、アウディともに残るシートはあと1枠に

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