「そのため、過去に実施したホモロゲーション取得担当チームだけのテストも含め、情報がすべてのチーム間で共有され、コンペティションレベルを平準化し、シャシーや外板の変更による再セットアップの負担を軽減することになるだろう」
「もちろん、手続きがより複雑になり、望む結果を得るのに時間が掛かることもあるだろう。しかし最終的には、競技レベルが公平でイコールコンディションのレースを実現したいという思いがあり、それは明らかに我々が目にしたいものだ」
「ご想像のとおり2019年はすべての人々にとって、その点で困難なシーズンになった。今回の変更により問題を根絶し、2大巨頭のマシン競争力を揃えたシリーズを提供するため必要な措置を講じた、というわけさ」
またバージェスは、参戦チームの意思により2度のVCATを実施したことにより、スーパーカーの技術部門には「将来的に問題が顕在化した際、開幕前にどんな方策を採るべきかのアイデアが数多く蓄積された」とも説明する。
「このプロセスを実施したのと同じように、この先どんな問題が生じた際にも、すべての情報がチームに開示され、そのデータをもとに対策が採られることになる」
「このプロセスを次に行うときには、さらに効率化し、さらに多くのデータを生成し、さまざまな方法で対応できることを、我々はすでに知っているわけだからね」
2020年のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーは、2月18日にザ・ベンド・モータースポーツパークでの合同テストで始まり、その週末に開催されるアデレード500で幕を開ける。