ジャガーIペース eトロフィーとは、ジャガー・ランドローバー社が主催するEVレースで、ジャガー初のEVカーであるジャガーIペースのレース車両を使用して争われるワンメイクレース。フォーミュラEと同様の市街地コースを舞台に、25分+1周のレースが行われている。

 新たに立ち上げられたチーム・ヨコハマ・チャレンジは、2月15日に開催される第3戦メキシコから、7月の最終戦ロンドンまで参戦する。ただし、第5戦ローマは拓磨が参戦予定のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズと日程が重複しているため、他のドライバーが代役で出場するとのことだ。

 同チームは、このジャガーIペース eトロフィーへの参戦を足がかりに、将来的にはフォーミュラEを横浜に招致することを考えているという。横浜でフォーミュラEと、ジャガーIペース eトロフィーの開催が実現すれば、拓磨を間近で応援できることになるだろう。

 チームのドライバーを務める拓磨は「多くの方の協力でジャガーIペース eトロフィーへの参戦が決まりました。また、私をドライバーに指名していただき本当にありがとうございます」とチームへ感謝の言葉を述べた。

 拓磨が搭乗するジャガーIペースは、他の選手のマシンとは違い、アクセルやブレーキなどの操作が手で行えるように改造されている。この車両は、イタリアのハンドドライブ装置メーカーのグイドシンプレックスと、車両メンテナンスを担当するMスポーツの協力によって製作された。

チーム、マシンについて語る青木拓磨
チーム、マシンについて語る青木拓磨
マシンのコックピット。左側レバーを押し込むと加速、手前に引くと減速となる。このパーツは実際に市販されているものだという
マシンのコックピット。左側レバーを押し込むと加速、手前に引くと減速となる。このパーツは実際に市販されているものだという

 小さい頃はラジコンが好きだったという拓磨は、このすべての操作を手元で行える手動装置に関して、非常に感慨深く思っていると語る。マシンに関しては「先日、イギリスにあるジャガーのテストコースで初走行させて頂きました。第一印象としては、駆動ロスが少ないため、EVカーは非常に速いと感じました」と笑顔を見せ、好印象の様子だった。

「2020年はオリンピック、パラリンピックが日本で開催されます。そのなかで盛り上げ役の一環として、ジャガーIペース eトロフィーに参戦し表彰台、そして優勝を狙って行きたい」と意気込みも見せた。

 バイクでの走行に加え、精力的に四輪レースへの参戦にも取り組んでいる拓磨。彼の2020年の新たな挑戦に注目だ。

マシンに乗る拓磨。左手レバーがアクセル、ブレーキ操作のものとなる
マシンに乗る拓磨。左手レバーがアクセル、ブレーキ操作のものとなる
マシンに乗り込みポーズを決めてくれた青木拓磨
マシンに乗り込みポーズを決めてくれた青木拓磨
拓磨のカーナンバーは24番。多くの横浜地域のサポートがあり、ロゴも横浜・みなとみらい地区のものが並ぶ
拓磨のカーナンバーは24番。多くの横浜地域のサポートがあり、ロゴも横浜・みなとみらい地区のものが並ぶ

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