「過去にブリティッシュGTでともに戦い、その際に才能を確信したからこそBTCCヘ招待したんだ。それ以来、彼の成長を注意深く見守ってきた。過去2年にわたり多くのことを学び、今ではチャンピオンシップへのチャレンジが可能なドライバーにまで成長した」と、ブッチャーを評したバートラム代表。
2017年からフォーカスの最高峰モデル”RS”を投入するMotorbaseだが、2020年も引き続き3台体制を継続。その最後のドライバー候補は近日中にもアナウンスされる予定だが、新シーズンに向けては3台ともに「新造シャシー」を用意するとしている。
その他、インディペンデント・カップを争うトップチームにも複数の動きが出ており、ホンダ系のサテライトチームであるBTC Racingには36歳のマイケル・クリースが加入。2019年ランキング4位のクック、新規移籍の元WTCC世界ツーリングカー選手権レギュラー、トム・チルトンとともにFK8型ホンダ・シビック・タイプRのステアリングを握る。
これによりBTCのシートを失う形になったクリス・スマイリーは、Excelr8 Motorsportのセカンドシートを確保。先にBMRからの移籍を発表していたセナ・プロクターとともに、2020年登場のヒュンダイi30 Fastback N Performanceの開発を担当する。
また2018年にMotorbaseを離脱し、2019年を休養していたBTCC“マルチプル・ウイナー”のマット・ジャクソンは、ロブ・コラードに代わってPower Maxed Racingに加入し、1シーズンぶりのBTCC復帰が決定。
これでボクスホール・ワークスのPower Maxed Racingは、2度のBTCCチャンピオンである”悪童”ジェイソン・プラトと、38歳のジャクソンというグリッド上でもトップレベルの組み合わせとなり、ふたりで通算130勝以上を誇る老獪なベテラン勢が、ボクスホール・アストラBTCCのシートに座ることとなった。