このレースで5位に入った2017-18年STC2000王者のファクンド・アルドゥソを擁するルノースポール・アルゼンティーナの実戦部隊は、その同じ週末に現実の2020年チーム体制をアナウンス。2019年に史上最年長の44歳でシリーズを制したリオネル・ペーニャをエースに、アルドゥソ、マティアス・ミラの残留を発表。最後のドライバーには新加入のトーマス・ガリアルディ-ジェネを起用した。

 これでペーニャは2012年にシリーズがスーパーTC2000に生まれ変わって以降、このルノーのファクトリーチームで9シーズン目を迎え、2019年ランキング3位のアルドゥソ、同6位のミラが引き続きルノー・フルーエンスGTのステアリングを握る。

 新加入のガリアルディ-ジェネは2018年にシボレーYPFチームからSTC2000デビューを果たし、2020年は満を持してのチャンピオンチーム移籍が実現。これにより昨季まで在籍したファクンド・コンタは、同国の“Turismo Nacional Class 3”に戦いの場を移すこととなった。

 一方、シトロエンやホンダのファクトリーチームに在籍したホセ-マニュエル・ウルセラは、かつてシボレーYPFチームでテクニカルディレクターを務めたルチアーノ・モンティが設立したモンティ・モータースポーツに加入し、2020年はプライベート・スペックのシボレーYPFクルーズをドライブすることを発表した。

「STC2000シリーズでついに自分のチームを立ち上げることができて本当にうれしい。起用した“マヌー(ウルセラの愛称)”はシリーズでベストのドライバーのひとりであり、必要な才能をすべて有した男だ。新チームだけにプロジェクトの成功には時間を要するだろうが、必ず実現できるだろうことは確信している」

新王者リオネル・ペーニャをエースに、アルドゥソ、マティアス・ミラ、新加入トーマス・ガリアルディ-ジェネを起用する
2019年はホンダ・シビックSTC2000を走らせたホセ-マニュエル・ウルセラは新チームに加入

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