そして3周目にオモラのインサイドに飛び込んだテディ・クレーレに対し、ターン2出口でディフェンスラインをとったオモラが並び、その背後からバトルを静観していた2018年シリーズ王者のミケル・アズコナ(セアト・クプラTCR/PCR Sport)が加わり、3台はスリーワイドのバトルに突入。この勝負を制したのはアズコナで、クレーレ、オモラのオーダーに変わり、その背後には猛烈な追い上げを見せるボルディズも迫ってくる。

 5周目には業を煮やしたオモラがアズコナのインを刺しオーバーテイクを決め、これに乗じたボルディズもポジションアップに成功。アズコナは7番手にまで下がってしまう。

 終盤まで続いた集団バトルは何度もポジションを入れ替えながらファイナルラップへと突入し、アズコナは最後のアタックを敢行するも、ラインクロスで応戦したボルディズを攻略することは敵わず。ナジー、マグナス、テンケのトップ3に続き、テディ・クレーレ、オモラ、ボルディズ、アズコナのトップ7となった。

 一方、最終周の手前で順位を落としていたアンドレアス・バックマン(ヒュンダイi30 N TCR/Target Competition)が開幕戦に続いてリバースポールにつき、前戦11位フィニッシュのアウディ、ラングフェルドがフロントロウに並んだレース2は、スタートで雌雄が決する展開に。

 アウト側のレコードライン上ながらアウディに先行を許したバックマンが下がると、ラングフェルドがナジーのレース運びを再現するように13周を走破。対照的にバックマン兄妹の長男はペースに苦しみ、ターン2でアズコナにパスされると、その後もオモラ、マグナス、テディ・クレーレにもオーバーテイクを許し、6位でチェッカーをくぐった。

 一方、ここまでパーフェクトなレースを続けてきたナジーは、スタート直後に2度のアクシデントに遭遇し一時は14番手にまでドロップしたものの、終盤はテンケとのバトルを展開して8位までカムバックしてフィニッシュ。選手権ポイントを155点まで伸ばし、ランキング2位テンケとの差を44点とした。

 全7戦が予定される『TCRヨーロッパSIM Racing』シリーズ。続く第3戦はハンガロリンクを舞台に、2週間後の5月27日(水)に争われる。

レース2で勝利したComtoyou Racingのニールス・ラングフェルド。「予選TOP5が目標だった。シミュレーターは最後のコンマ2秒が本当に難しい」
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レース1で5位、レース2で3位と、マット・オモラ(ヒュンダイi30 N TCR/BRC Racing)も安定した戦績を残した
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