「我々スーパーカー・シリーズは、ビクトリア州の状況を注意深く監視しており、チームは本日の発表に先立って旅行日程を早める準備を開始した」と状況を説明する、VASCシリーズCEOのショーン・シーマー。

「我々は、スーパーカーとより広いコミュニティの健康と福祉を確実に保護すると同時に、彼らの“役割を果たす意欲”を高く評価している。全員が機敏であり続け、すべての政府関係者、関連する医療関係者、およびチームと協力して、安全でコンプライアンスに準拠した方法でレースを行うことを保証する」

 シドニーへの移動を早期に開始したチームのひとつである、チャーリー・シュワルコート代表率いるTeam 18は「すべてのチームメンバーが安全で健康を維持することに重点を置きながらの判断になった」と説明した。

「これらのことは、現時点で確かにTeam18とすべてのビクトリア州のスーパーカー・チームにとって前例のない時間だ」と続けたシュワルコート代表。

「今朝(月曜の)11時に、州境が明日の夜に閉鎖されることを知らされる電話を受け、その30分後にはそれが今夜に早まるとの一報も受けた」

「そこで我々はチーム全員でスクランブル体勢を採り、トランスポーターにマシンと設備を詰め込みシドニー・モータースポーツパークに向かわなければならなくなった。チームは今夜にも州境を越え、中継地で夜を明かしてから明日の日中にもサーキットでの設営を始めることになる」

「これは、すべてのスポンサーとパートナーのために、レースを続けるべく必要だった措置だ。我々のするべきことではあるものの、重要な点はすべてのメンバーが安全で健康であることだ」

「もちろん、チームとしても難しい決断になった。私としてもクルー、ドライバー、そして彼らの家族のことをつねに頭に思い描いていた。これは1カ月以上に及ぶ可能性のある長旅を全員に強いる準備となる、大いなるスクランブルだったよ」

 このTeam18を始め、今季からフォード陣営に加わったケリー・レーシングやTickford Racing、Walkinshaw Andretti United、Erebus Motorsportなどがすでにニューサウスウェールズ州のシドニーへ向けて移動を開始している。

2014年王者マーク・ウインターボトムとスコット・パイ(左)の実力者2名を走らせるチャーリー・シュワルコート代表(右)
2014年王者マーク・ウインターボトムとスコット・パイ(左)の実力者2名を走らせるチャーリー・シュワルコート代表(右)

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