「でも数日前、彼から電話が入って『すべての手続きが完了した、我々はWTCRに参戦する』と教えてくれたんだ。本当に夢が叶ったよ」

 そのテュニスによれば、このプログラムは9月のオーストリアから開幕する2020年WTCR改訂版カレンダーがドイツ、スロバキア、ハンガリー、スペイン、イタリアと、ヨーロッパ域内限定での開催に変更されたことで、RCIBとしてのプログラムを切り替えることが可能になったと説明する。

「この新しいカレンダーは、我々がWTCRの列車に乗り出す最適な機会を提供してくれた。我々はComtoyouやAudi Sportと協力して彼のプログラムを構築し、WTCRグリッドにジルを送り込もうと考えたんだ」と続けるテュニス。

「彼は非常に才能に溢れ、昨年のTCRヨーロッパではその能力を遺憾なく発揮し、次世代を代表する“ヤングガン”のひとりであることを証明した。ジルはWTCRにチャレンジする準備が整っており、とくにこの新しい“ルーキードライバー・アワード”獲得を狙うことができる。それを勝ち獲ることが目標であり、WTCR挑戦を決めたおもな動機でもあるんだ」

 2019年のTCRヨーロッパ・シリーズではドライバーズランキング6位を記録したマグナスは、現在開催中の仮想選手権『TCR Europe SIM Racing』でも、ダニエル・ナジーやベンス・ボルディズに次ぐランク3位につけている。

「僕はいつでも自分自身を律してきたし、あらゆることに対して準備を怠らないようにしてきた。TCRでの経験は1年しかないけれど、自分自身を本当に素早く適応させられたと思っている」と、自信を口にしたマグナス。

「WTCRは特別なシリーズだし、この新しい、さらに高いレベルでも自分自身を迅速に順応させて、いくつかの良い結果を出せることを願っている。世界戦のレベルは手強いと思うがベストを尽くすつもりだ」

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