新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの結果、2020年は2台体制にスケールダウンせざるを得なかったWSRだが、チーム代表を務めるディック・ベネットは、創設40周年のメモリアルイヤーに向け、ふたたび3台体制への復帰を計画している。

「2021年に向け、コリンとBMWのペアリングを継続できて心からうれしく思う」と語ったベネット代表。

「2002年にチームに加入したころはまだ10代だったが、シリーズ史上に残る4度のチャンピオン獲得をサポートできたのは本当に特別なことだ。当然、彼のデビュー25周年とチーム創設40周年の節目に向け、すべてのタイトルを獲得することが目標だ」

「年々、競技レベルは熾烈になっているが、彼の分析的アプローチと純粋なスピードは、我々をつねに最前線に立たせてくれるだろう」

 そして2021年シーズンを前に、モーターベース・パフォーマンスから2台のTBL枠(TOCA BTCC Licences)を引き継いで、フォード・フォーカスSTへスイッチすることを決めたMBモータースポーツは、ふたり目のドライバーに昨季そのモーターベースに在籍したジャクソンを起用。新体制の代表を務めるオランビーとは、AmD時代にアウディS3セダンBTCCで共闘した間柄でもあり、ジャクソンとしても「その関係性を活かしたい」と期待を寄せる。

「まさに夢のような体制が整った。2018年にBTCC初表彰台を支えてくれた面々とふたたび戦えることもそうだし、2020年にニューモデルの開発に携わったフォーカスSTを引き継げるのも最高だ」と語ったジャクソン。

「ショーンとふたたび仕事ができるのもうれしいし、マーク(・ブランデル)の元で走れるのも光栄だ」

「僕らは素晴らしい関係を築いているし、彼らのリーダーシップに応えて2021年は笑顔になる瞬間が増えると確信している」

 そのドライバー人事を受け、昨季までMBモータースポーツでヒルとともにFK2型ホンダ・シビック・タイプRを走らせたオズボーンは、モーターベースが持つ2台の枠に移りチームを移籍する形に。この結果、残留組のニートとともにモーターベース枠のフォーカスSTを走らせることとなった。

 また、BTCCを主催するTOCAは、ワンメイクタイヤを供給するグッドイヤーと2026年まで供給契約を延長すると発表している。

2年連続でフォード・フォーカスSTをドライブするオリー・ジャクソン。デビュー時からの車両開発の成果を引き継げるか
新体制へと移行したモーターベース・パフォーマンスは、サム・オズボーン(右)と昨季もチームに在籍したアンディ・ニートを起用する
来季2022年からは共通ハイブリッドの導入も予定するBTCC。グッドイヤーはその新たな技術対応にもあたる

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