一方、集団後方でのスタートとなったトヨタのロッシは、5番グリッドからさらにポジションを落として7番手でレースを強いられる。苦しむトヨタと対照的に、6番グリッドから発進した2017、2018年連覇のファクンド・アルドゥソ(ルノー・フルーエンスGT/ルノー・スポール・カストロール・チーム)は、フルーエンスGTのスピードも活かしてレース前半戦でレイバーまでを捉え、表彰台圏内に進出してくる。

 その同じ頃、首位を行くペーニャのルノーには異変が生じ、レイバーとのバトルでコンタクトした際に左フロントのフェンダーにダメージを受け、そのパーツがタイヤと干渉。摩耗に苦しむペーニャはペースダウンを余儀なくされ、背後のシボレーにあっさりと首位を明け渡すことに。

 その後、22周目にはマシントラブルでストップした車両の回収でセーフティカーが導入され、先頭集団のマージンが消滅する事態となるも、リスタートを冷静に決めた首位カナピノはそのまま33周を走破してトップチェッカー。

 2位にはレイバーを仕留めたアルドゥソが先行してフィニッシュラインを越え、表彰台を確保。4位にもルノーのマティアス・ミラ(ルノー・フルーエンスGT/ルノー・スポール・カストロール・チーム)が続き、トヨタのロッシはトップ5挽回が精一杯と、このラウンドでのタイトル決定はならず。

 以下、トヨタ勢のサンテロ、リカルド・リサッティ(トヨタ・カローラSTC2000/ミーダス・カレラ・チーム)、フランコ・ヴィヴィアン(トヨタ・カローラSTC2000/TOYOTA GAZOO Racing YPF・インフィニア)と4台が並び、カローラには厳しい展開の週末となった。

 これで首位ロッシがポイントランキングで170点まで伸ばすも、2位のカナピノが145点で猛追。3位アルドゥソは99点とタイトル争いからは事実上の脱落となり、2月13~14日の最終戦ブエノスアイレスは、トヨタvsシボレーの一騎打ちでチャンピオン決定のときを迎える。

日曜フィーチャーレースは正午過ぎにスタートが切られると、ポールシッターのレイバーがホールショットを決め1コーナーへ
首位攻防のコンタクトでダメージを負ったリオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT/Renault Sport Castrol Team)。これが致命傷となってしまう
逆転王座に向け望みを繋いだ2016年王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ/Chevrolet YPF Team)。最終戦ブエノスアイレスは、2月13~14日に決着のときを迎える

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