アルピーヌF1チームは、ジュニアドライバーである周冠宇とクリスチャン・ルンガーの2021年シーズンに向けた計画を発表した。ふたりは2020年にルノー・スポール・アカデミーに在籍し、ルノーF1のテストドライバーを務めた。そしてこのシーズンオフの間は、ファクトリーチームのリブランドに伴って改称されたアルピーヌ・アカデミーで引き続き育成期間を過ごす。
中国出身で21歳の周は、ユニ・ヴィルトゥオーシから参戦した昨年の第10戦ソチのスプリントレースでF2初優勝を飾り、最終的にドライバーランキング6位でシーズンを終えた。ARTグランプリのルンガーはそのひとつ後ろのランキング7位で、F2フル参戦初年度はスプリントレースでの優勝が2回、計6回表彰台に登壇するとともに、第9戦ムジェロでは初ポールポジションを獲得した。周もルンガーも、それぞれ2021年もユニ・ヴィルトゥオーシとARTグランプリでシーズンを戦うことになる。