──前半戦でのベストレースは当然ハンガリーの優勝したレースだと思っていましたが、今の話だと決してそうではないのでしょうか?

岩佐:飛び抜けていいわけじゃないですね。レース内容はよくなかったですし、予選もあそこまでアンダーが酷くなかったら、もうちょっといけた、上位に食い込めたという思いがあります。

──それ以外でも、前半4ラウンド12レースで、会心のレースはなかった?

岩佐:そうですねえ。これは行けた、というのはなかったですね。

岩佐歩夢(ハイテックGP)
2021年FIA-F2第3戦オーストリア 岩佐歩夢(ハイテックGP)

──ハイテックは実力的には優勝を狙えるチームだと思うのですが、現在選手権上位のプレマ・レーシングやトライデント、ARTグランプリに大きく差をつけられています。何が足りないと思いますか。

岩佐:4ラウンド彼らと戦って、それから昨年までの上位3チームの車載映像とかを見て感じたのは、彼らは去年までのよかったデータを持ち込んで戦っているというよりは、意外にコース状況やドライバーに合わせて、クルマの根本的な動きを変えているんですね。そう見えました。データ重視でなく、そうやって状況にアジャストさせています。

──データの蓄積はあるのに、それに100%頼らず、臨機応変にクルマを変えているのですね。

岩佐:はい。そういう印象です。ただそのなかでトライデントは、予選一発はすごく速いけど、レースは苦戦している。そこはハンガリーの車載映像で一目瞭然でした。オーバーでフラフラでしたから。でもそこまで極端に振ってでも、予選で前に行こうとしています。

──今年のF3のレースフォーマットだと、それくらい予選重視にした方がいいのですか?

岩佐:特に抜けないハンガリーはそうですね。

──そこはもちろん、岩佐選手も意識はしていますか?

岩佐:はい。予選が基本的に大事なのはわかっています。レースではもともと悪くないクルマですし、予選をなんとかしようとずっとチームに訴えています。

──ハイテックはその辺り、ちょっとコンサバですか?

岩佐:過去にユーリ・ビップスやリアム・ローソンなど、いいドライバーが走っていますよね。そのデータをもとに、セッティングを大きく変えることなくまずはフリー走行を走らせて、そこから変更していくという流れですね。でもコンディションは毎年変わりますし、フリー走行でいきなり速いチームが結果的に予選も上位に行って、同じメンバーがグリッド上位を固めている。イニシャルセットの差を、そのまま予選まで引きずっている印象です。

岩佐歩夢(ハイテックGP)
2021年FIA-F3第2戦フランス 岩佐歩夢(ハイテックGP)
岩佐歩夢(ハイテックGP)
2021年FIA-F3第1戦スペイン 岩佐歩夢(ハイテックGP)

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