これによりトヨタは、カップ・シリーズに参戦予定のGen7『トヨタ・カムリ』と、同じくエクスフィニティ・シリーズに参戦する『トヨタ・スープラ』と合わせて、NASCARのシリーズ戦に3車種を投入する唯一のマニュファクチャラーという立場を継続する。

「NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズは、我々の歴史だけでなくディーラーからの視点においても、トヨタにとって非常に重要であり続けてきた」と語るのは、北米トヨタでモータースポーツ・グループマネージャーを務めるポール・ドーシャル。

「新しいタンドラの発売は、組織全体にとって本当にエキサイティングな時期でもある。そのため新型TRD Proのデザインを採用し、NASCAR仕様タンドラのスタイリングに反映することは、我々全員にとってシリーズの重要性を再認識することでもある。コース上での活動がトヨタのショールームでの活動と同じであることを、引き続き確認できる良い機会になった」

 そのラウンチにも同席したトラックシリーズ・オーナーのカイル・ブッシュも、新型のパフォーマンスに期待を寄せる言葉を残した。

「我々、カイル・ブッシュ・モータースポーツの全員が、このレースチームを始めて以来、トヨタ・タンドラのバッジを持って戦っていることを誇りに思っている」と語ったカイル・ブッシュ。

「トヨタとTRDはつねに我々と協力し、レーストラックで可能な限り競争力を確保するだけでなく、タンドラのスタイリングをファンがディーラーで購入できるものと一致するように努力を重ねてきた」

「新型タンドラはとてもアグレッシブに見えるし、それが2022年シーズンのTRD Proバッジを備えたNASCAR仕様タンドラにも反映されているのを見られるのは、本当に素晴らしいことだね」

 すでに登録申請を承認された『トヨタ・タンドラTRD Pro』や『フォードF-150』に加え、新型『シボレー・シルバラード』も、2022年2月18日の開幕戦デイトナにてデビューする予定となり、今季2021年は第14戦から連勝を飾っている服部茂章率いるHRE(Hattori Racing Enterprises)も、来季はこの新型モデルにスイッチする予定だ。

HREが走らせるオースティン・ヒルの、2021年型トヨタ・タンドラ16号車
新型は2022年2月18日の開幕戦デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにてデビューする予定だ

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