残り44周のリスタートからは序盤にもスピンを喫していたケセロウスキーとバッバ・ウォレス(23XIレーシング/トヨタ・カムリ)が絡み、シンドリックがあわやの場面でこれを回避する場面を経て、その後はロガーノとラーソンが激しいデュエルを展開。3番手に浮上したエリオットがこれを追走し、ワイドバンクの“上段”から隙を伺うも、ラインを塞がれコントロールを乱す一幕も。

 序盤ステージ1でも“ハイライン”単独走行中にウォールにマシンを擦り付けるなど、ハンドリングに苦しんできたエリオットの9号車カマロが、体勢を立て直して挑んだ残り9周のターン2。インサイドにいたロガーノと“サイドドラフト”の勝負に集中していたラーソンが、ターンインに向けアウト側にマシンを振ると、ふたたびそこに姿を見せたエリオットと接触。今度はマシンコントロールを維持することができなかった9号車はスピンを喫し、ここで最後のイエローコーションとなる。

 憤慨するチームメイトを横目に残り4周のリスタートを切ったラーソンは、インサイド・レーンを選択したダニエル・スアレス(トラックハウス・レーシング・チーム/シボレー・カマロ)との首位攻防を繰り広げ、最上段トップレーンで速度を稼いで残り2周の首位奪還に成功。オースティン・ディロン(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)とエリック・ジョーンズ(ペティGMSモータースポーツ/シボレー・カマロ)を従え、王者ラーソンが苦い勝負を制しての“Next-Gen”初優勝を達成し、4位スアレスを含めシボレーがワン・ツー・スリー・フォー・フィニッシュを飾る結果となった。

「地元の州で勝つのはいつだって最高の気分だ。昨日までは満足行くハンドリングにできなかったが、クルーの頑張りで大幅な向上が見られたよ。今日は最速の1台ではなかったけれど、彼らが不幸に見舞われ“頭を抱えてくれた”おかげで、クレイジーなロングレースに勝つことができたね」と、まずは勝利の喜びを語ったラーソン。

 その一方で、チームメイトとの不運なアクシデントに関して「僕はチームメイトに出くわしたとき、故意に積極的なブロックをすることは決してない」と、改めて意図的なアクションでないことを強調した。

「ジョーイ(・ロガーノ)はボトムでいい仕事をしていて、僕はそちらの勝負に集中していた。僕自身、アウト側のミラーを意識できていなかったし、スポッターが『(エリオットが)ワイドに来ている』と教えてくれることもできたはず。情報があれば、僕らはお互いに混乱を避けられたはずだ」と続けたラーソン。

「彼らが動揺していることは知っているし、僕らは話し合うつもりだ。うまくいけば、前向きに(次週第3戦の)ラスベガスに行く準備ができるはずさ」

 一方、NASCARエクスフィニティ・シリーズの第2戦は、ここオートクラブ・スピードウェイの優勝経験者である地元出身のコール・カスター(SSグリーン・ライト・レーシング/フォード・マスタング)が、3時間以上に及んだ長期戦を制している。

オープニングセッションで最速だったデニー・ハムリン(Joe Gibbs Racing/トヨタ・カムリ)は15位に終わる
残り9周でカイル・ラーソンとチェイス・エリオットのHendrick Motorsports勢が“遺恨の同士討ち”を演じる
「この”Next-Gen”カーは本当に『エッジー』だ。今回は大きな学びになったよ」と今季初優勝の王者カイル・ラーソン
NASCAR Xfinity Seriesの第2戦は、地元出身のコール・カスター(SS-Green Light Racing/フォード・マスタング)が制した

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