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 一方、WTCR世界ツーリングカー・カップも含めてヒョンデ・モータースポーツ移籍を決めたアズコナは、昨季のETCRでセアト・クプラe-Racerをドライブし、ランキング3位に入る活躍を見せた。

「ヒュンダイとは最初のシーズンになるけれど、僕にとっては2年目のETCRになる。今はとてもやる気に満ち溢れているよ」と、2022年もWTCR、ETCRのダブルプログラムで戦うアズコナ。

「昨年の選手権で得た経験は、タイトル争いに向け大いなる自信を与えてくれる。2021年に対戦したヒョンデ・ヴェロスターN ETCRは、とくにシーズン後半戦で高い競争力を発揮していた。テストでは全ドライバーとエンジニア、チーム一丸で開発作業が進められたから、準備は整っているよ」

 そして2019年のWTCR王者であるミケリスは、今季から初めての電動ツーリングカーに挑むことになる。

「昨年はWTCRと併催されたイベントで、ETCRのコース上での肉弾戦を楽しんでいたから、このシリーズに参加できることに興奮しているよ」と語るミケリス。「僕にとっては完全に新しい経験だが、テストではすぐにヴェロスターN ETCRのドライブに慣れることができた。慣れ親しんできたTCRモデルとは明らかに違う感覚だ」

 そして昨季はアグレッシブ・イタリアからTCRイタリアに参戦し、ランキング2位を獲得した同国出身のチェコンと、WTCRへのレギュラー参戦経験も持つオランダ出身のキャツバーグは、ともにシリーズ初参加への喜びと意気込みを口にした。

「2022年のETCRに向け、ヒョンデに加入できたことに興奮している。シリーズでの僕の役割はパートタイムになるけれど、すべてのセッションで100%の走りをしたい。この電動リヤ駆動のマシンはドライブが大変だけど、ここ数年の電動化技術とエンジニアリングの進化はとても印象的だ。TCRと比べるとクルマ自体もドライビングスタイルもまるで異なるけれど、大パワーFRの経験を思い出して走るよ」とチェコン。

 一方、カレンダー最後の4戦にエントリー予定のキャツバーグも「WTCRで彼らと良い時間を過ごした後、こうして再会できるのは良い気分だ。未来への持続可能性が高い、新しいシリーズに参加したいと思っていたし、素晴らしい機会を与えてくれたヒョンデに感謝している。電動レースに関しては正真正銘の“ルーキー”だから、最初のテストセッションはとても興味深かったけど、仲間とともに有意義な仕事と準備ができたと思っている」と語り、自身の登板を前に万全のスタンバイを終えたと自信を見せている。

Cupra X Zengő Motorsportは、マティアス・エクストロームのEKSとジョイントし、クプラEKSとして参戦する
ロメオ・フェラーリも2年目へのコミットを表明。ドライバーラインアップは近日中にもアナウンスするとしている

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