レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.07.04 13:29
更新日: 2022.07.04 13:34

初優勝のサージェント「大きな意味のある勝利」FIA F2第7戦シルバーストン レース2 トップ3コメント

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | 初優勝のサージェント「大きな意味のある勝利」FIA F2第7戦シルバーストン レース2 トップ3コメント

 現地時間7月3日、2022年FIA F2第7戦シルバーストンのフィーチャーレース(決勝レース2)がイギリスのシルバーストン・サーキットで開催され、ウイリアムズ育成のローガン・サージェント(カーリン)がFIA F2初優勝を飾った。2位にはザウバー育成のテオ・プルシェール(ARTグランプリ)、3位にはレッドブル育成のリアム・ローソン(カーリン)が続いた。

 2020年のFIA F3でシリーズ3位となるもスポンサーなどの兼ね合いで不遇を被ってきたサージェントは、ようやく掴んだFIA F2初優勝を喜んだ。

「2020年のFIA F3で好成績を出したけど、今年こそは(優勝できる)絶好のチャンスが来ると思っていたよ。カーリンが素晴らしいマシンを与えてくれると確信していたからね。それにしても長く、激しい週末になった。レースではテオが僕にものすごくプレッシャーをかけてきたけれど、僕は自分のポジションを守り続けることができた。これは、これからの自信になるし、大きな意味があると確信している。本当に素晴らしい経験になったよ」

「(レース終盤にプルシェールがDRS圏内に入ってきた際は)とにかく集中していた。彼が僕のダーティエアに入ってくることはわかっていたから、彼にとってはかなりシビアな状況だったと思う。僕は彼に動揺させられるわけにはいかなかったので、ただひたすらに自分のラップを刻んで、クリーンな状態を保つようにしたんだ」

「(タイヤの状態は)スタート時のソフトタイヤはデグラデーションがかなり早く進んだね。ハードタイヤでも、最後まで走りきるためにはマネジメントするのは必須だったよ。これからもできる限りベストを尽くして上位に食い込んで行けるように頑張るよ」

FIA F2初優勝を飾ったローガン・サージェント(カーリン)
FIA F2初優勝を飾ったローガン・サージェント(カーリン)
2022 FIA F2第7戦シルバーストン レース2で初優勝を飾ったローガン・サージェント(カーリン)
2022 FIA F2第7戦シルバーストン レース2で初優勝を飾ったローガン・サージェント(カーリン)

 抜きにくいシルバーストンで2位となったプルシェールは「いい結果だった」と振り返る。

「ローガンをオーバーテイクできなかったね。シルバーストンは予選が重要で、決勝のオーバーテイクはとても難しいんだ。とても長い高速コーナーばかりで、時には2速、3速で走ることもあるから、追い抜きは難しい。終盤2周ほどローガンのDRS圏内にいたけれど、結局接近はできなかったね。タイヤがオーバーヒートして、彼がスライドしてタイヤをロックさせているのが見えたけれど、その2周後には僕にも同じことが起きていた。僕はベストを尽くしたし、いい結果だと思うよ」

 スタートで2つポジションを上げたことについてプルシェールは「シルバーストンでのスタートは非常に重要で、戦略やピットストップでは追い抜くことがほぼ不可能なんだ。コース上では純粋なペースで追い抜くことは非常に難しい。だからスタートがすごく重要で、チームメイトを抜き、さらにフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)も抜けたので、それからはいいレースができたと思う」

「(オーバーカットをしなかった理由について)実はタイヤが完全に終わっていたんだ。リアと左フロントがタレて、結局クルマをマネジメントすることに必死だった。リアムにポジションを奪われたくなかったしね。チームの判断は正しかったし、これ以上のことはできなかった。レース後にすべての事象を分析することになるけど、獲得できたポイントには満足できると思う。クルマも好感触だったしね。この週末はいいレースができたよ」

2022 FIA F2第7戦シルバーストン レース2で2位となったテオ・プルシェール(ARTグランプリ)
2022 FIA F2第7戦シルバーストン レース2で2位となったテオ・プルシェール(ARTグランプリ)

 3位のローソンもまた、オーバーテイクの難しさによるプレッシャーからか、タイヤに問題を抱えていたことを明かした。

「ふたりが話したように、シルバーストンはオーバーテイクがとても難しい。だからミスさえしなければ大丈夫だと思っていたんだ。でも残念なことに、残り数周のところでロックアップが起きた。そのあとフラットスポットが消えてからはペースがふたたび上がり、最終的にポイントを獲得できたことはよかったと思う。バーレーン以来、フィーチャーレースできちんとポイントを獲得できていなかったので、ようやくそれができて嬉しいね。これからもさらにプッシュしていくし、このペースをキープできれば、すベてプラスに働いていくと思う」

「(レースでの戦略は)アンダーカットを狙ったけど、ハードタイヤの温度を上げるのに時間がかかってしまった。これにはちょっと驚いたね。そして彼らは1周遅れでピットインしたので、戦略を機能させる時間がなかったんだ。ソフトタイヤで調子を落とし始めていたころだったから、正しい判断だったと思うよ」

2022 FIA F2第7戦シルバーストン レース2で3位となったリアム・ローソン(カーリン)
2022 FIA F2第7戦シルバーストン レース2で3位となったリアム・ローソン(カーリン)
2022FIA F2第7戦シルバーストン レース2 スタート


関連のニュース