搭載されるモーターは最高出力550PSを想定し、リヤ駆動での0-100km/hは3秒以下、最高速も300km/h以上をマークする。そのエネルギー供給源には800Vの高電圧を利用する45kWhのリチウムイオンバッテリーが予定され、そのサプライヤーには元WRCドライバーのマンフレッド・ストール率いる技術企業STARD(ストール・アドバンスド・リサーチ・アンド・デベロップメント)が指名されている。

 2022年にもチームのリードドライバーとしてチャンピオン争いを繰り広げ、惜しくもランキング2位に敗れたトビアス・ブリンクは、2023年に「テスラのうちの1台で勝負できることにワクワクしている」と、新時代への抱負を語った。

「我々はアウディスポーツとの強力なパートナーシップにより成功を収めた6年間のシーズンを経て、STCCでトップに立ち、強力な組織に成長することができた」と続けたトビアス・ブリンク。

「そして次の時代に向け選択したテスラは、自動車業界で最大のパイオニアであり革新者だ。 もちろん、この新しいSTCCで彼らのモデルで参戦することは、我々にとっても正しいことだと感じている」

「個人的にも、ドライバーとして新しい技術規定のクルマを本当に楽しみにしているし、その哲学は絶対的に正しいね! より多くのパワーを備え、すべてのトルクが即座に供給され、後輪を介してそのパワーが路面へと伝わり、わずかに少ないグリップと、気候に配慮したパワートレインのレイアウトは、完全に僕の好みのレシピだよ」

「ドライバーにとっては、より難しくなるだろうね。その結果、より多くのミス、より多くのオーバーテイク、より良いエンターテイメントを生み出すことになる。すごいことになるね!」

「ドライバーとして新しい技術規定のクルマを本当に楽しみにしている」と語ったトビアス・ブリンク(中央)
搭載されるモーターは最高出力550PSを想定し、リヤ駆動での0-100km/hは3秒以下、最高速も300km/h以上をマークする

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