一方で、使用する車両にはフォーミュラEで昨季まで採用されていた“Gen2”の進化版を用いる計画で、最大出力で250kW、最高速度が約280km/hだった現役当時と同等のパフォーマンスを想定。パワーレベルは異なるものの、ACEチャンピオンシップとチャレンジャー・シリーズの双方で同じクルマが使用される。

「これは1台のレースカーがふたつの異なるチャンピオンシップに参加できる、世界で初めてのシリーズになるだろう。各チームは、ACEチャンピオンシップとACEチャレンジャー・シリーズで2名の異なるドライバーを走らせることができ、同じクルマをドライブするが異なるパワーレベルで戦う。我々は、このACEチャンピオンシップに参戦するドライバーたちに、低コストで高性能な電動モータースポーツへの道筋を提供したいんだ」とギル代表。

 BMWザウバーなどF1時代のみならず、このフォーミュラEでもマヒンドラ・レーシングのドライバーとして戦った経歴を持つニック・ハイドフェルドは、アドバイザーおよび開発ドライバーとしてシリーズへの参加を表明しており、これが最初の電動デベロップメント・シリーズであるという事実が「このプロジェクトに惹きつけられた理由だ」と語った。

「ディルバグ(・ギル)がこのプログラムについて話してくれたとき、僕はすぐに興味を持ったんだ。電動のジュニア・レーシング・チャンピオンシップは、これまで行われたことがなかったからね」と話すハイドフェルド。

「僕らとしても、このACEチャンピオンシップが公平で手頃な価格であり、モータースポーツへの一歩を踏み出すために、世界中のすべての地域から若者をシリーズに引き付けることを望んでいる」

「若いドライバーが本格的なサーキットでこのスポーツに参加し、キャリアを前進させる可能性を与えるものを作ろうとしている。これは僕が気に入って、心から楽しんでいる新しいプロジェクトだ。僕らはチャンピオンシップを支える優れたチームを持っており、シリーズのあらゆる側面をサポートし、アドバイスを提供したいと考えているよ」

ニック・ハイドフェルドも、アドバイザーおよび開発ドライバーとしてシリーズへの参加を表明している
「シリーズの理念と基盤は、技術、機会、そして卓越した才能を発揮するためのプラットフォームを提供することにある」とディルバグ・ギル代表

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円