「でも僕はこのレースが本当に好きだし、そこで勝利も得ている。だから今回の復帰は喜びだよ」と、この伝統のイベントで2009年当時にトヨタ・チーム・アルゼンティーナ(TTA)のカローラをドライブし、ノルベルト・フォンタナとのペアで勝利を飾っているマウリシオ。

 一方、このTC2000(かつてのスーパーTC2000)で2014年、2015年と2連覇でのタイトルを獲得したジロラミは、同2014年にプジョー・ロージャック・チームの408に乗って第7回大会を制覇しており、これで90号車シボレーは優勝経験者がペアを組む強力な布陣となった。

 一方、TGRでかつての愛弟子とタッグを結成するロッシは、現在は国内のトップレースV6などに参戦するかたわら、隣国のSCBでも「史上最も成功を収めた海外ドライバー」の称号を得て、昨季はタイトル戦線に絡む活躍も演じてきた。もちろん、この200kmレースでも2006年と2015年に優勝した経験があり、昨季はそのサンテロとともに2位表彰台も得ている。

 同じく、F1、NASCAR、GP2、そして電動シングルシーター、フォーミュラEの元チャンピオンでもあるピケJr.は、大会に先立ちコルドバのオスカー・カバレンで1日限りの集中テストを実施し、現在SCBでドライブするストックのカローラとは異なり、前輪駆動ツーリングカーの習熟に励んだ。

「今回(ファクンド・)アルドリゲッティと(ネルソン・)ピケJr.の場合、ピケのクルマへの適応に重点を置いて作業が行われ、良い結果が得られた」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアで長年エンジニアを務めるグスタボ・アズナレス。

「なかには使用されていないクルマもあったので、それ自体の初期トラブルや、新しく組み立てられた部分の再調整、そしてもちろんドライバーのセットアップや適応に時間を費やす必要があった。でも(ジュリアン・)サンテロと(マティアス・)ロッシの場合、論理的には両者の経験のおかげで、クルマの開発とチューニングのいくつかの問題について、より多くの作業が進んだよ」

SCBレギュラーのネルソン・ピケJr.が、新鋭ファクンド・アルドリゲッティのペアとして招聘された
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TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ(TGRA)は、現エースであるジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラTC2000)の68号車ペアに、かつてTGRAと覇権をともにした“5冠”王者マティアス・ロッシを継続起用する
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ホンダ陣営YPFホンダRVレーシングのベルナルド・ラヴァー(ホンダ・シビックTC2000)は、SCBの“帝王”カカ・ブエノを迎える
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