メルセデスAMGの2012年型F1マシンには革新的なデバイスが使用されているのではないかとライバルチームは警戒している。

 ほとんどのチームがヘレスでの今年初の合同テストで新車を走らせたが、メルセデスはファクトリーでの作業に時間をかけ、2回目のテストから新車を導入するというプランを採用している。

 新車デビューを数日後に控えた今週、メルセデスは2012年型マシンとみられる画像をFacebook上で公開したが、マシンの詳細は見えないように処理されている。

 Sport Bildの報道としてYallaf1が伝えたところによると、レッドブルのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューエイは「ライバルから隠したい何かがあるのだと思う」とコメントしたということだ。
「すぐにコピーできるような何かがあるに違いない。そうでなければこれほど固く秘密にしようとするはずがない」

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコも同意見で「マシンフロント部に何か特別なものがあるに違いない」と述べている。

 フェラーリのあるスタッフは、メルセデスの前身ブラウンGPがダブルディフューザーを搭載したマシンのデビューを遅らせ、この年のタイトルを獲得したことが思い起こされると述べたということだ。

 2012年の新車発表を遅らせたことに関し、チームプリンシパルのロス・ブラウンは「リスクは計算済みだ」と発言したとAuto Motor und Sportが伝えている。

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