ロータスF1のキミ・ライコネンは、今年のF1ではポールポジションは優勝を手に入れるための絶対的な条件ではないと語った。
バーレーンGPで惜しくも2位に終わったライコネンは、今後の目標は優勝であると明言している。過去にスペインで2度ポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げているライコネンだが、今年優勝を獲得するには必ずしもポールポジションを獲る必要はなく、すべてをうまくやることが重要だと語った。
「規則が変わった。今は勝つためにはポールが絶対に必要というわけじゃない」とライコネンはスペインGPの木曜記者会見で述べた。
「チャレンジしてみるよ。どうなるか分からないけどね。週末が始まる前に予想するのは難しい。各チームの差がすごく小さいから、すべてがスムーズにいけば、僕らは戦えるだろう。でもどこかの部分で何か小さな問題が起これば、あっという間に後方に落ちてしまうだろう。すべてをうまくやれるよう努力して、何が起こるかを見るだけだ」
フェルナンド・アロンソも、ピレリタイヤなどの影響でオーバーテイクや順位変動が増えているため、ポールポジションに以前ほどの重要性はないと述べている。
「キミが言ったとおりだ。ポールポジションは勝利の条件の60パーセントを占めていたけれど、今は、確かにベストのスターティングポジションであることに違いないが、以前ほどは重要じゃない。今年のタイヤの影響で重要性が下がった」とアロンソも木曜記者会見でコメントしている。