IZODインディカー・シリーズは、2012年から新たにシャシー、エンジンともに新規則が導入されるが、エンジンメーカーとして最初に手を上げたのはこれまでもインディカー・シリーズにエンジンを供給してきたホンダ。しかし、HPD社長のエリック・バークマンは、「戦う相手を望んでいる」と新規参入メーカーを求めた。

 2012年からインディカー・シリーズは、ダラーラ製のモノコックに、IRLから認可を受けたさまざまなメーカーのエアロパーツを装着できる新シャシーに加え、最大で6気筒、2.4リッターのエンジンで、550馬力から700馬力までトラックに合わせて発生する新エンジン規定が定められている。

 IRLのエンジンメーカーについては、シリーズ黎明期はオールズモビル/シボレー、インフィニティ(ニッサン)、トヨタ、そしてホンダが参戦。2005年からはホンダのワンメイク体制となっている。ホンダは2012年規定が発表された後、ホンダは先陣を切って2.4リッター・ツインターボのV6エンジンを2012年から投入すると発表。継続参戦を申し出た。

 その後参戦を表明するメーカーは現れていないが、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメントのバークマン社長は、英autosport.comに対して“競争相手が欲しい”と訴えている。

「競争こそ我々が欲しいものだ。そして、それは我々のDNAでもある」とバークマン社長。「我々は誰もまだ手を上げるのを見ていない。しかし、ホンダは“彼ら”に手を上げて欲しいのだ。誰でもレースに参加することができる。誰がリングに上がるのを妨げていると言うんだい?」

 ただ、バークマン社長は、今から2012年の開幕に合わせてエンジンを開発し始めるのでは「信頼できるユニットを提供できないだろう」と語り、2012年にもホンダが単独で全車両にエンジンを供給できる用意を進めていると語っている。

 autosport.comによれば、インディカー・シリーズの代表ランディ・バーナードは先週のミドオハイオ戦で、アメリカのメーカーが「非常に興味を持っている」と明かしたと報じている。

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