前戦シンガポールGPで完璧な勝利を挙げたマクラーレンのルイス・ハミルトンは、今週末、初めて鈴鹿でレースができることに興奮している。
「鈴鹿でレースをする日が来るのを、子供のころからずっと待っていたような気がするよ」と、日本GPを前にハミルトンは言う。
「だから金曜朝のプラクティスがスタートする時にはすごく興奮していると思う。子供のころから、ゲームで鈴鹿を走っていた。サーキットがどんな感じか、ゲームでも分かるけれど、実際に走ることには代えられないよね」
「あそこは本物のドライバーズサーキットみたいだね。ファーストセクターのS字はものすごく要求が高そうだし、ラップ終盤のいくつかの高速コーナーは、緻密さと、いいマシンセッティングが必要とされるだろう」
「また日本に行くのがすごく楽しみだ。日本は大好きな国のひとつだし、日本人のファンの前でレースをするのは大好きなんだ。最高の週末になるはずだよ」
チームメイトのヘイキ・コバライネンは、鈴鹿はマクラーレンのマシンとの相性があまりよくないと予想しながらも、士気は高く、自信を持って日本GPに臨むと述べている。
「日本で、僕にとってF1での最高のドライブを披露したことがある」とコバライネン。
「2007年富士のウエットレースで、ルイスに次ぐ2位でフィニッシュしたんだ。だから日本には素晴らしい思い出がある」
「鈴鹿のようなクラシックコースで初めてレースをするのがすごく楽しみだけど、このサーキットは僕らのパッケージとの相性は理想的ではないと思う。シルバーストンとイスタンブールをミックスしたような部分がある。高速コーナーがあって、マシンはいいダウンフォースが備わり、メカニカルとエアロのバランスがよくなければならないんだ」
「だからといってやる気を失ったりはしない。僕らがシーズンを通して行ってきたマシン改良は目覚しいものだから、かなりいい仕事ができるという自信を持って日本に向かうよ」
