2012年からフォーミュラ・ニッポンで導入が予定されている『システム-E』の開発が、東日本大震災の影響で遅れていることを日本レースプロモーション(JRP)の白井裕社長が明らかにした。

 この『システム-E』は、マシンに電気式のモーターを組み込み、レース中のオーバーテイクやコーナリングの脱出時に使用できるほか、燃料消費量を抑える新システム。モノコックのコクピット部左右に、リチウムイオン電池等を使用したバッテリーと、IGBT型インバーターを搭載。ギヤボックスに装着された最大40kWを発生する永久磁石同期式モーターを駆動しパフォーマンスを引き出すとともに、燃料消費を抑えようという狙いのものだ。

 当初の予定では今季の5月下旬に『システム-E』搭載車のシェイクダウンを行い、シーズン中にテストを行い2012年の導入を目指していたが、白井社長によれば3月に発生した東日本大震災でホンダの栃木研究所が大きく被災するなど各方面に影響があり、開発が遅れているという。

 とはいえ、2012年の導入に向けて10月頃までには具体的な設計を終えたいとのことで、8月下旬にはシェイクダウンを目指しているという。

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