NASCAR SPRINT CUP SERIES
第30戦 Pepsi 500
開催日:10月11日
首位を争ったデニー・ハムリンは無念のクラッシュ
3台の“トヨタ カムリ”がトップ20フィニッシュ
10月11日(日)、米国西部カリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第30戦「Pepsi 500」が開催された。
オートクラブ・スピードウェイでのレースは、カリフォルニア州に米国トヨタ販売とTRD- USAの本拠地を持つトヨタにとってはホームレースとも言える一戦。2マイルのオーバルはコース幅が広く、3台、時には4台が横一線での激しいバトルを繰り広げる。
9日(金)午後3時40分より予選が行われ、デニー・ハムリンが今季初となるポールポジションを獲得。ジョーイ・ロガーノが6番手につけ、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へ進出。予選では、デイビッド・ロイティマンが2番手タイムをマークしていたが、予選後に車両の規定違反が判明し、決勝は42番手からスタートすることとなった。
11日(日)午後12時35分に2マイルオーバルを250周(500マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。
ポールポジションのデニー・ハムリンは、最前列アウトサイドのスタートポジションを選択。好スタートを切り、序盤は首位の座を守った。11周目にジミー・ジョンソン(シボレー)の先行を許すも、トップ5圏内で走行。61周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、再スタート後に再び首位を奪うなど、上位争いを繰り広げた。
ハンドリングに苦しんだハムリンは、調整を続けながらの走行となったが、素晴らしいピット作業にも助けられ、その後もリードラップを獲得。
残り60周となった190周目、この日4度目のイエローコーション時のピットで首位に立ったハムリンは、アウトサイドを選択して再スタート。イン側最前列からスタートしたファン・モントーヤ(シボレー)のラインをブロックしようとしたハムリンは接触を喫し、スピン。イン側のウォールにクラッシュしたハムリンは、車体前部に大きなダメージを負ってガレージへと向かうことになった。
一方、“チェイス”ドライバーであるブライアン・ヴィッカーズは、32番手と後方からのスタート。ハンドリングに苦しんだヴィッカーズは、中団グループでのレースを余儀なくされ、レース終了間際の246周目に発生した多重クラッシュに巻き込まれてしまった。
トヨタ勢にとって苦しいレースとなったフォンタナで、“トヨタ カムリ”最上位フィニッシュを果たしたのはロガーノ。6番手スタートのロガーノは、ペースが上がらず一時は周回遅れとなったが、240周目のイエローコーションで“ラッキー・ドッグ”(イエローコーション発生時に周回遅れの最上位がトップと同一周回に戻れる措置)を獲得しトップと同一周回に復帰。その直後の多重クラッシュ発生時には24位を走行していたが、赤旗中断後の再スタートで一気にポジションアップ。14位でチェッカーを受けた。
予選19番手ながら、エンジン交換により後方スタートとなったカイル・ブッシュは、風邪による体調不良に見舞われており、23位まで順位を上げた61周目のイエローコーションでピットイン。デイビッド・ギルランドにドライバーを交代。結果は(スタートしたKy.ブッシュのリザルトとなる)24位となった。
ヴィッカーズはガレージで車両を修復した後、コースへ復帰し、29位でチェッカー。ハムリンは37位に終わり、“チェイス”でのランキングも9位へと後退してしまった。
次戦第31戦は10月17日(土)、米国東部ノースカロライナ州シャーロット近郊コンコルドのローズ・モーター・スピードウェイで行われる。
ドライバー ブライアン・ヴィッカーズ:
「レースが折り返しに入ったあたりで、ショックアブソーバーに何らかの不調が感じられた。160周目にピットインした際、クルーが確認したところ、右リアのショック取り付け部が壊れていた。クルーは応急処置をしてくれたが、右リアはショックアブソーバー無しの状態だった。そして、レース終了直前の多重クラッシュで車両前部にダメージを負い、ガレージに向かうしかなかった。しかし、赤旗中断中に、クルーが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、最後にコースに復帰し、6つポジションを上げることができた。ここ2レースは恐らく我々にとって今シーズン最悪の結果となってしまった。いつも好結果を出している次戦シャーロットを楽しみにしている。できればこの現状をシャーロットで打破したい」
ドライバー デニー・ハムリン:
「42号車(ファン・モントーヤ)のノーズと接触し、我々のレースは終わってしまった。つまらないミスだった。ピット作業のおかげで首位に立ったばかりだったが、あまり賢い走りではなかった」
