NASCAR NATIONWIDE SERIES
第12戦 Tech-Net Auto Service 300
開催日:5月29日
2周遅れから追い上げたカイル・ブッシュが今季5勝目!
5月29日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第12戦「Tech-Net Auto Service 300」がシャーロット・モーター・スピードウェイで開催された。
シャーロットはカイル・ブッシュが得意としており、トヨタに移籍した2008年以来、年に2回、計4戦で3勝と圧倒的な強さを見せている。また、昨年秋の大会では、“トヨタ カムリ"がトップ4を独占した。
今大会は27日(木)に2度の練習走行という変則的なスケジュールを経て、29日(土)決勝を前に午前9時35分から予選が行われた。
トヨタ勢はトレヴァー・バインが最前列2番手を確保。ケーシー・カーンが5番手、Ky.ブッシュは6番手、ブライアン・スコットが8番手につけ、11台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。
午後2時47分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。2番手グリッドのバインはスタートをミスし、6位に後退。直後にクラッシュによるイエローコーションが連続し、13周目に再スタート。カーンが2番手と好位置での再スタートを切った。
カーンが首位争いを展開する一方で、Ky.ブッシュは徐々に順位を落とし、右フロントタイヤのトラブルのために、48周目にグリーン下でピットイン。ピットアウト時にピットレーンでのスピード違反ペナルティを科され、再度ピットロードを通過。2周遅れの32位まで大きく後退してしまった。
しかし、その後イエローコーションは出されず、上位勢も60周目あたりから次々にグリーン下でピットイン。素晴らしい速さでの追い上げを続けていたKy.ブッシュは、全車がピットインを終えた62周目にはトップと同一周回に復帰。また、この時点でケーシー・カーンが首位に浮上した。
首位を行くカーンは、後続を大きく引き離し、91周目には、2位に11秒もの大差を付け、上位13台以外は全て周回遅れにするという圧倒的な速さを見せたが、その直後に突然電装系のトラブルに見舞われピットイン。バッテリーを交換してピットアウトしたが、無念の2周遅れとなってしまった。
レースは折り返しを過ぎた103周目にこの日3度目のイエローコーションとなり、全車ピットイン。ロガーノが2位、ジェイソン・リフラー3位、Ky.ブッシュが6位、リード・ソーレンソンが10位で再スタート。ロガーノは115周目にこの日初めて首位に立った。
138周目にバインがスピンを喫しイエローコーション。全車ピットに向かうと、好ピット作業でKy.ブッシュが3つ順位を上げ、ついに首位に浮上。
186周目にバインが再び壁に接触し、この日5度目のイエローコーションが出されたが、首位を行くKy.ブッシュとそれを追うブラッド・ケセロウスキー(ダッジ)の2台のみはピットに入らず、3位以降はピットでタイヤを交換。
終盤2度に渡るイエローコーションで、レースは3周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー"で決されることとなり、激しく首位を争うKy.ブッシュとケセロウスキーに、タイヤの新しい3位のロガーノ以下が追い上げる展開となった。
好スタートを切ったKy.ブッシュが逃げる後方でロガーノとケセロウスキーがサイド・バイ・サイドで2位争いを展開したが、逆転には至らず。逃げ切ったKy.ブッシュが今季5勝目を上げた。ロガーノは3位、リフラーが7位、ソーレンソンが8位に入った。
Ky.ブッシュはランキング2位は変わらないものの、首位のケセロウスキーと僅か1ポイント差に迫った。この勝利は、Ky.ブッシュが2008年にトヨタに移籍してから、トップ3カテゴリーでの合計50勝目にあたり、シャーロットでの過去5戦中4勝目。また、前週オールスター戦での勝利は逃したものの、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第7戦、前々週ドーバーでネイションワイド・シリーズ第11戦とスプリント・カップ・シリーズ第12戦で勝利を挙げており、トップ3カテゴリーのポイントのかかったレースで4連勝となった。
次戦第13戦は6月5日(土)、米国南部テネシー州レバノンのナッシュビル・スーパースピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「終盤何度かのイエローコーションが出されたが、クルーチーフが間違いのない判断をしてくれたおかげで勝つことができた。最後ピットインしなかったが、我々の“トヨタ カムリ"は、最後までライバルを抑えきれるだけの速さがあると思っていた。チームスタッフは今日もまた本当に素晴らしい“トヨタ カムリ"を用意してくれた」
