NASCAR SPRINT CUP SERIES
第12戦 Autism Speaks 400
開催日:5月16日

カイル・ブッシュが2カテゴリー制覇で今季2勝目!
トヨタは今週末のドーバーを完全制覇

 5月16日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第12戦「Autism Speaks 400」が開催された。
 ドーバーの1マイルオーバルは24度のバンクを持つコンクリート舗装コースで、“モンスター・マイル”と呼ばれており、タイヤに厳しいコースとして知られる。2008年春の開催時には、カイル・ブッシュが勝利。同一週のネイションワイド・シリーズではデニー・ハムリン、クラフツマン・トラック・シリーズ(当時)でスコット・スピードが勝利を挙げ、トヨタが完全制覇を果たしている。

 14日(金)午後3時10分から予選が行われ、マーティン・トゥルークス・Jr.が今季初ポールポジションを獲得。トゥルークス・Jr.はこのコースから2時間ほどのニュージャージー州マエッタ出身であり、スプリント・カップ・シリーズで唯一の勝利もこのコースで挙げている。ホームでの嬉しい初ポールポジション獲得となった。
 この週末ドーバーで併催される、ネイションワイド・シリーズ、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズの全てに出場するKy.ブッシュが2列目4番手。デイビッド・ロイティマンが13番手、先週のダーリントンで2カテゴリーを制覇したデニー・ハムリンが14番手につけ、 12台の“トヨタ カムリ”が決勝へ進んだ。

 16日(日)午後1時17分に1マイルオーバルを400周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのトゥルークス・Jr.は好スタートを切ったが、まもなくライバルの先行を許し、Ky.ブッシュもトゥルークス・Jr.をパス。2位に浮上した。
 しかし、ハンドリングの不調に苦しむKy.ブッシュは上位争いを展開しながらもなかなか首位には浮上せず。トゥルークス・Jr.と共にトップ5圏内でのバトルを繰り広げた。
 54周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、全車ピットへ向かい、給油とタイヤ交換。2番手で再スタートを切ったKy.ブッシュは、59周目に首位を行くジミー・ジョンソン(シボレー)をパス。この日初めて首位に立った。
 しかし、この日好調だったジョンソンの猛追を受け、85周目には首位から陥落。その後、Ky.ブッシュは無線のトラブルに見舞われ、一時は大きく離されてしまったが、ドーバーには珍しくイエローコーションの少ない展開の中で、トップ5圏内を守りながら調整を続け、逆転のチャンスを伺った。
 レースが折り返しを過ぎた頃には、ロイティマン、ハムリン、ジョーイ・ロガーノらもトップ10圏内へと浮上。
 287周目、他車がタイヤバーストからクラッシュ。この日5度目のイエローコーションが出され、 291周目に再スタートが切られると、Ky.ブッシュが首位を奪取。後半戦は、ジョンソンとKy.ブッシュとの間で順位を入れ替えながらの激しい首位争いが展開されることとなった。
 その後はイエローコーションが出ず、360周過ぎから各車グリーン下でピット作業を開始。364周目にKy.ブッシュとジョンソンが同時にピットイン。ここで、ジョンソンはピット通過速度違反でペナルティを受けることとなり、全車がピットを終えた時点で、Ky.ブッシュは2位以下に5秒以上の大差を付けての首位に立った。
 そのままポジションを守りきったKy.ブッシュは、最後は7秒以上の大差で独走チェッカー。今季2勝目を挙げた。Ky.ブッシュは前日のネイションワイド・シリーズでも勝利を挙げており、前週のハムリンに続き、トヨタは2週連続での2カテゴリー制覇。ドーバーでの同一週末2カテゴリー制覇は、1991年以来史上2人目となる。また、今季のスプリント・カップ・シリーズでは、トヨタが3戦連続での勝利で今季5勝目となった。
 また、Ky.ブッシュは14日(金)に行われたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでも惜しくも勝利を逃したが、全204周中172周で首位を走行し、この3日間に行われた3レースで、合計800周(800マイル:約1280km)以上を走破。そのうち494周で首位を走行という圧倒的な速さを見せたが、惜しくも前人未踏の3カテゴリー制覇はならなかった。しかし、キャンピング・ワールド・トラック・シリーズではアリック・アルミローラが勝利を挙げており、トヨタは今週末のドーバーを完全制覇することとなった。
 ハムリンが4位、ロイティマンが5位、ロガーノが10位でフィニッシュ。
 この結果、Ky.ブッシュがドライバーズランキングで2位、ハムリンも5位にポジションアップ。12位でフィニッシュしたトゥルークス・Jr.もランキングを上げ、トヨタのドライバーとして3人目の“チェイス”圏内へと浮上した。

 次戦第13戦は5月30日(日)、米国東部ノースカロライナ州シャーロット近郊のコンコルドに位置するロウズ・モーター・スピードウェイで行われるが、来週22日(土)には、同コースでオールスター戦が開催される。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「信じられない。本当に、本当に素晴らしい気分だ。チームのスタッフにはいくら感謝してもしきれない。素晴らしい“トヨタ カムリ”を仕上げてくれた。この結果は、クルーチーフのハードワークによるものだ。序盤はオーバーステア症状がひどく、大変苦戦した。クルーチーフは私を冷静に保ち、“トヨタ カムリ”の調子を改善していった。250から260周目くらいから終盤に向けてこの調整が効を奏した。ピットでの作業も素晴らしかった。今日の勝利はスタッフ全員の勝利だと思う。彼らの大変な努力の賜物だ」

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