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投稿日: 2009.08.30 00:00
更新日: 2018.02.23 10:46

【Honda】IRL第15戦シカゴランド ブリスコーが今季3勝目を挙げチャンピオン争いで一歩リード


ライアン・ブリスコーが今季3勝目を挙げチャンピオン争いで一歩リード
武藤英紀はマシントラブルによるクラッシュを喫す

2009年8月29日(土)
決勝

会場:シカゴランド・スピードウェイ(全長1.52マイル)
天候:晴れ
気温:13~14℃

 4月初旬に開幕した09年IRLインディカー・シリーズも残すところ3戦となっている。シカゴランド・スピードウェイでナイトレースとして開催された第15戦は、全長1.52マイルのオーバルコースで300マイルにわたって繰り広げられた。

 夜9時にグリーンフラッグが振り下ろされたレースは今年一番の寒さの中で行われたが、スタートからゴールまで休む間もなく続いたバトルは今シーズン最も熱いものとなった。ゴールにはチャンピオン争いを展開中のライアン・ブリスコー(Team Penske)とスコット・ディクソン(Target Chip Ganassi Racing)が並んで飛び込み、0.0077秒の僅差でブリスコーが今季3勝目、キャリア5勝目を飾った。

 シカゴランド・スピードウェイではこれまで何度も僅差で勝敗の決するシーンが見られたが、今日のレースはインディカー史上で4番目にランクされる僅差での決着となった。史上最少差は02年にシカゴランドで記録された0.0024秒、歴代2番目は昨年のシカゴランドにおける0.0033秒、そして、3番目は04年のカンザス・スピードウェイでの0.0051秒である。

 第14戦インフィニオンでキャリアベストとなる4位フィニッシュを記録していたマリオ・モラレス(KV Racing Technology)は、決勝で自己ベストを更新する3位でゴールした。ポイントランキング2番手で今回の第15戦を迎えていたダリオ・フランキッティ(Target Chip Ganassi Racing)は4位でのフィニッシュとなった。

 武藤英紀(Andretti Green Racing)は13番グリッドからスタートし、序盤は15番手前後を走行。燃費をセーブする走りでレース終盤のポジションアップを狙っていた。しかし、92周目のターン3進入時にサスペンションの破損が原因でコース壁面にクラッシュ。結果は23位となった。

 最多リードラップも記録したブリスコーは、シリーズポイントを550点に伸ばした。ランキング2番手はフランキッティで変わらないが、両者の差はレース前の4点から25点へと広がっている。ディクソンは3番手のままで、ブリスコーとの差は、こちらも20点から33点へと開いている。2戦を残してチャンピオンとなる可能性を残しているのは、ブリスコー、フランキッティ、ディクソンのポイント上位3名に絞り込まれた。

 9月19日にツインリンクもてぎで決勝レースの行われるブリヂストン・インディジャパン 300マイルでは、今回以上にヒートアップしたチャンピオン争いが見られるだろう。

ライアン・ブリスコー(優勝)
「レースを通してハンドリングがアンダーステアになっていたが、最後のピットストップでフロントウイングを調整したことが大きな効果を発揮した。レース序盤のピットストップで自分が規定の位置にマシンを止められなかったため、作業に時間がかかってポジションを落とした。そこからの戦いは苦しかったが、なんとかトップ争いに復活し、こうして勝利を飾ることができ、本当にうれしい。残り2戦でもGanassi勢は強いだろう。自分はアクシデントを起こさないよう気をつけながら、安定したパフォーマンスを発揮して戦う。今日は何度かミスがあったが勝つことができた。しかし、残る2戦ではミスなく戦えるようでなければならない」

スコット・ディクソン(2位)
「燃費をセーブする作戦が見事に功を奏し、クルーたちが完ぺきなピット作業を施してくれたおかげで、最後のピットストップを終えたところで2位に約30台分の差をつけていた。しかし、今日の我々は勝てなかった。マシンに十分なスピードが備わっていなかったためだ。全力を出しきり、いいレースを戦えていたが、今年もシカゴランドでは2位となった。昨シーズンの我々は1.5マイルオーバルでアドバンテージを持っていたが、今はTeam Penskeが優位にある。その差を縮め、逆転しなくてはならない」

マリオ・モラレス(3位)
「最高の一日になった。我々はついに3位という結果をつかんだ。KV Racing Technologyに感謝したい。今日はマシンも速かったが、いずれのピットストップも最高だった。クルーたちがすばらしい活躍をしてくれたことで、3位という結果を手にすることができたと思っている」

武藤英紀(23位)
「マシンのハンドリングは集団の中でも安定していました。1回目のピットストップでジャッキにトラブルがあったのか、時間がかかって大きくタイムロスしました。それによって何台かにパスされ、順位は後ろになってしまいましたが、まだレースの前半でしたし、いい戦いができていると感じていました。アクシデントはサスペンションのプッシュロッドが壊れたために起きたようです。次は日本でのレースです。これまでにいい成績を残してきているシャシーを持ち込みます。レースの前には強化合宿も行い、万全を期します」

ロジャー・グリフィス|HPDレース・チームマネジャー
「凄まじいレース、そして、ゴールはエキサイティングなものとなった。ブリスコーが見事な勝利を飾った。モラレスの3位入賞もすばらしい結果だ。グラハム・レイホール(Newman/Haas/Lanigan Racing)もトップグループでゴール。彼らは近い将来にスターとなる逸材だ。チャンピオン争いを繰り広げている2チームが依然としてアドバンテージを持っているが、チャンプカー・シリーズから移籍してきたチームもいよいよ高速オーバルでも勝利を狙えるレベルに達している。次戦のツインリンクもてぎ、最終戦のホームステッド、どちらのレースでも今日のような激しいバトルが見られることだろう」


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