アクロポリスラリーの最終日デイ3はルートラキの東側に広がる山岳エリアが舞台に。2本のステージをループし、さらにそのうちの1本のSSの一部をパワーステージとして使用する計5本のステージが用意された。SSの合計距離は3日間でもっとも短い。

 首位攻防戦は、まずSS14でオジエがローブを上まわるタイムでトップに浮上。2位ローブをわずか0.1秒ながらリードした。しかし、続くSS15ではローブが速くオジエに0.1秒差で再び首位に。一進一退の攻防戦が続き、迎えたセカンドループ1本目のSS16。マキシマムアタックで勝負をかけたオジエが首位にジャンプアップ。2位ローブに6.1秒差をつけた。オジエはSS17でも3番手タイムで、差を10.5秒に拡大。残るステージはあと1本、SS14/16のスタートから約4kmを使用するSS18のみとなった。

 リバーススタートとなるため先にスタートしたのはオジエ。その時点でのベストタイムをたたき出し、ローブの到着を待つ。やがてローブがフィニッシュ、2分22秒7はオジエと同タイムで、その瞬間オジエの今季3勝目が決まった。優勝したオジエは「結果的にデイ1の最後で翌日の出走順を考えて順位を落としたことが成功だった。できればこのような戦略は使いたくないが、規則で許されている以上勝つためにはしょうがない。素直に優勝を喜びたいと思う」と、微妙な表情でコメントした。

 総合3位はヒルボネン。4位に終わったソルベルグは「自分としては全開だったし走りは悪くなかったはずだ。これ以上のことはできない」と、茫然自失。以下5位は久々のトップ5フィニッシュとなったヘニング・ソルベルグ。6位はマシュー・ウイルソン、そして7位には今回が初めてのアクロポリスラリー出場だったキミ・ライコネンが入った。

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