アルゼンチン政府が、近い将来のF1誘致に意欲を示していることが分かった。

 アルゼンチンでは過去に、ブエノスアイレスで合計21回のグランプリを開催。ただ、ミハエル・シューマッハーが勝利した1998年のレース以来、同国でF1は開催されていない。

 そんな中、観光大臣のグスタボ・サントスが、政府としてF1の開催、そしてウルグアイと協力して2030年のサッカーのワールドカップを誘致することを目指していることをスペイン通信社『EFE』に明かしたとF1iが伝えている。

「コストもかかり複雑なことではあるが、この件やその他のメジャーイベントを推し進めていくことを決めたんだ」とサントス。加えて、こうした権威あるイベントはアルゼンチンの「ブランドと地位を強化させる」のだと話している。

 アルゼンチンでは、2015年11月の大統領選でマウリシオ・マクリ氏が新大統領に選出。新政権は、F1やワールドカップの開催により国内に外国人観光客を呼びこみ、国のイメージを向上させることを目指しているのだという。

 なおF1商業面のボス、バーニー・エクレストンは、アルゼンチンでのF1開催について、「彼らと交渉していて、実現するかもしれない」と昨シーズンの終わりに話していた。

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