2008年シンガポールGPでのルノーF1の不正事件に関し、FIAは同レースで優勝したフェルナンド・アロンソは事件に一切関与していなかったと、正式に断定した。

 2008年シンガポールGP決勝で、ルノーのマネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレとエグゼクティブディレクターオブエンジニアリング、パット・シモンズから、チームメイトのフェルナンド・アロンソを有利な立場に立たせるために故意にクラッシュするよう求められたと、ネルソン・ピケJrが告発した。FIAは調査の結果、世界モータースポーツ評議会の臨時会合を開催、ルノーチームを召喚した。この会合を前に、ブリアトーレとシモンズはルノーチームを離脱、チームはFIAの申し立てに対して一切の反論を行わないと述べていた。

 21日の臨時会合の結果、FIAは、ブリアトーレ、シモンズ、ピケJrの3人が故意のクラッシュを企て、実行したと結論付け、ルノーチームに対しては、2011年シーズン末までの執行猶予付き資格剥奪処分を下すとともに、ブリアトーレは国際イベント等モータースポーツへの関与を無期限に禁止、シモンズは5年間の禁止が言い渡された。証言を行ったピケJrは、刑事免責により一切の処罰を免れた。

 一方、ピケSrによって「事件を知っていてもおかしくはない」と言われていたアロンソに関しては、FIAは、ベルギーGPでの事情聴取の後の判断どおり、事件への関与は一切なかったとの断定を行った。

 FIAは声明の中で、以下のように明記している。
「フェルナンド・アロンソに関しては、世界モータースポーツ評議会は、彼がFIAの事情聴取に協力し、会合に参加してくれたことに対して感謝するとともに、アロンソ氏はルノーF1のレギュレーション違反には一切関与していなかったと断定する」

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