IZODインディカー・シリーズは、2011年最終戦として開催され、ダン・ウェルドンの死亡事故が発生したラスベガス・モータースピードウェイでのイベントを2012年は開催しないと明らかにした。
ラスベガス・モータースピードウェイは、2011年は最終戦のコースとして使用され、ラスベガスらしい賞金が賭けられるなどタイトル争いとともに最終戦を彩る舞台となるはずだったが、10月に開催されたレースでは15台が絡むクラッシュが発生。サム・シュミット・モータースポーツのマシンをドライブしていたダン・ウェルドンが宙を舞い、キャッチフェンスにクラッシュして命を落としたほか、ウィル・パワー、JRヒルデブランド、ピッパ・マンが病院に搬送された。
このクラッシュは、サイド・バイ・サイドが多く“パック”と呼ばれる状態で走行するインディカー・シリーズにおけるスーパースピードウェイのレースにおけるあり方に疑問を投げかけることとなった。
8日、インディカー・シリーズのランディ・バーナードは、2012年はラスベガスでのレースを開催しないことを明らかにし、将来の開催復活に向けて長期間テストを行うと明らかにした。
「我々は、ラスベガス・モータースピードウェイに技術チームを派遣し、長期的にテストを行い調査を行う」とバーナード。
インディカー・シリーズは、いまだに2012年のスケジュールを確定させていない。