IZOD インディカーシリーズ第15戦『インディジャパン・ザ・ファイナル』が15日、ツインリンクもてぎで開幕。金曜日のプラクティスセッションでは、ウィル・パワー(ペンスキー)がトップタイムをマーク。ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(コンクエスト)が8番手、佐藤琢磨(KVレーシング/ロータス)が10番手となった。
過去13年間続いてきたツインリンクもてぎでのインディカー(CART時代含む)レースはすべてオーバルコースで行われてきたが、オーバルコースが東日本大震災の影響を受けたため、今年のインディジャパンはロードコースで行われる。日本でインディカーレースを観ることができるのはひとまず今年で最後になるということで、平日にもかかわらず、たくさんのファンがグランドスタンド、パドックに駆けつけた。
今年のインディジャパンの見どころは、なんと言っても「インディカーが日本のロードコースでどれだけ速いのか?」ということ。そして、ロードコースとなれば、日本人ドライバーとして初めてインディカーでポールポジションを獲った琢磨、もてぎスポット参戦の武藤英紀(AFS/サム・シュミット)、急遽参戦が決まったオリベイラの活躍にもおおいに期待と、高い注目が集まる中、午後3時ジャストから1回目のプラクティスがドライコンディションで始まった。
ポイントランキング2位のパワーがいの一番でコースイン。それに20台前後のクルマが続いてロードコースへ。ほとんどクルマは2分06~10秒くらいのレコノサンスラップをこなし、1周してピットに戻った。
その後、タイムが動き始めたのはセッション開始10分過ぎあたりから。エリオ・カストロネベス(ペンスキー)やシモーナ・デ・シルベストロ(HVM)が早々に1分42秒台に入ると、すぐに琢磨が自身の5周目に1分41秒台(41秒9674)に突入。ライアン・ブリスコ(ペンスキー)、トニー・カナーン(KVレーシング/ロータス)らトップコンテンダーも続々と41秒台前半へとタイムを縮めていく。
すると、それまではおとなしく走っていた感のあるパワーがいきなり1分40秒7678とひとり40秒台を記録し、すぐにポイントリーダーのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)が自身4周目に1分40秒7837、5周目に1分40秒4652と連発。さらにライアン‐ハンター・レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)も1分40秒9074をマークした。
30分経過の暫定タイム順上位6台は、パワー、フランキッティ、ブリスコー、J.R.ヒルデブランド(パンサー)、琢磨、カナーンとなった。
ここまで各車は頻繁にピットイン/アウトを繰り返しながらセットを探っていたが、セッション開始45分過ぎあたりから、熾烈なタイム更新合戦の様相を呈してくる。スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が1分40秒7624をマークすると、カストロネベスやフランキッティが1分40秒台前半に、琢磨と武藤も1分40秒中盤までタイムを伸ばしてきた。
そんな中、ジェームス・ヒンチクリフ(ニューマン・ハース)が1分39秒8531と40秒台を切りトップに。それに呼応するかのように、パワーが1分39秒4745と更新。カストロネベスも1分39秒5965を最後にマークして、セッションが終了した。
結局、15日のタイム上位6台は、パワー、カストロネベス、ヒンチクリフ、ブリスコ、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)、タグリアーニの順。フランキッティは7番手。
25周と精力的に周回を重ねたオリベイラは23周目に1分40秒3299を記録し、トップからコンマ8秒差の8番手とまずまずの滑り出し。琢磨は10番手、武藤は11番手となった。
また、注目のフォーミュラ・ニッポンFN09とのタイム比較だが、今日トップのパワーのタイムは、今年のFN第4戦もてぎの予選でポールポジションのJPがQ3でマークした1分35秒012から4.462秒差、同じくJPが決勝でマークしたファステストタイム1分36秒761から2秒794秒差と、インディカーの車体が大きさからみると、意外に差は少ないかもしれない。
