IZODインディカー・シリーズ第13戦インフィニオン。27日に行われた予選では、ウィル・パワーが今季6度目となるポールを獲得。2番手には、エリオ・カストロネベス。3番手に、ライアン・ブリスコが入り、チーム・ペンスキーが上位グリッドを独占した。佐藤琢磨は、TOP12に残れず予選第1ステージで敗退し、16番手から決勝に挑む。
プラクティス2回で先制攻撃を仕掛けたのはダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)だった。先週のテストではパワーがトップタイムだったが、インフィニオン・レースウェイに舞い戻っての戦いで、3度の年間タイトル獲得を誇るディフェンディングチャンピオンは予選前のプラクティスでトップタイムをマークし立場を逆転してみせたのだ。
しかし、予選ではパワーが逆転してみせた。第一セグメント、第二セグメント、どちらもアタックを3ラップだけに抑えながらもトップタイムでクリア。一番重要なポールポジションを争うファイアストンファスト6での戦いでは4周と1周多くアタックし今季6回目、ソノマでの2年連続ポールポジション獲得を果たした。
アップダウンに富んだ全長2.303マイルのコースは、高速コーナーも多く非常にチャレンジング。パワーは予選のファイナルステージで1分18秒6017=平均時速105.479マイルのベスト・ラップを記録した。
2番手はカストロネベス、3番手はライアン・ブリスコと、チーム・ペンスキーが1-2-3を独占。意外にもフランキッティは4位、ディクソンは5位と、予選ではチーム・ペンスキーに完敗を喫した。このところチップ・ガナッシ・レーシングはライバル勢に対してリードを広げつつあるように見えていたが、シーズンも終盤戦を迎えてチーム・ペンスキーが実力差をまた狭めたようである。
「今日の鍵は第一、第二セグメントをいかに少ないラップで切り抜けるかにあった。それを僕らは達成し、ファイナルステージでも僕の予選アタックは完璧だった。さらには、チームメイトふたりが僕とガナッシ勢の間に入ってくれ完璧な予選となった」とパワーは喜んでいた。
フランキッティは、「ハードタイヤで最高の状態にあったマシンバランスが、レッド装着で狂ってしまった。プラクティスではスピードを見せ続けていたというのに、予選での僕らのパフォーマンスは良くなかった」と悔しがっていた。
明日のレースはパワーの逆転チャンピオンに向けて大きなチャンスとなりそうだ。チームメイトふたりがガナッシ勢の攻撃を退け、彼との間に入ったままゴールすることになれば、2戦続けてポイント差を大きく縮めることとできる。フランキッティとの間は今日のポールポジション獲得によって46点となっている。
フランキッティは明日、どういう戦いぶりを見せるのだろう? 慎重にポイントを重ねにいくのか、それとも優勝をもぎ取りにいくだろうか?
佐藤琢磨は予選16番手だった。第一セグメントをクリアできなかったのは、昨年に続いてインフィニオン・レースウェイでのマシンセッティングに苦戦を強いられているからだ。今年はレッドタイヤが新スペックとされ、戦い方がさらに難しくされていた。「レッドでのタイム短縮が思ったほどではなかった」と琢磨は悔しがり、「明日までにデータをよく見直して、何かを見つけないと」と話していた。
