IZODインディカー・シリーズ第16戦インディジャパンは19日、決勝レースが行われポールポジションからスタートしたエリオ・カストロネベス(ペンスキー)が優勝。日本勢では佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)が12位でチェッカーを受けた。
快晴の下、多くのファンが集まった今年のインディジャパン。スタートでは、ポールのカストロネベスがスタートを決めるが、4番手スタートのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ)、さらにマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)が3番手スタートのウィル・パワー(ベリゾン・ペンスキー)に襲いかかっていく。しかし、スタート直後ベルトラン・バゲット(コンクエスト)がターン4でクラッシュ。早くも一度目のコーションが出されてしまう。
11周目に切られたリスタートでは、2番手にのライアン・ブリスコ(ペンスキー)とフランキッティが熾烈なバトルを展開。一方、ランキング首位のパワーはジリジリと順位を落としてしまう。その間にもトップのカストロネベスは快調にリードを広げ、30周に満たないうちにラップダウンを生んでしまった。
その後、アレックス・ロイド(デイル・コイン)がスローダウン、ピットロード入口でマシンを止めてしまったため再度フルコースコーションが導入。ここで全車がピットに入るが、トップ3の顔ぶれは変わらず。47周目に再度グリーンが振られた。
クラッシュが多く発生する形となった今回のインディジャパン。67周目には、ターン2でマリオ・モラエス(KVレーシング)がクラッシュしたことにより再度イエローが発生。ここで武藤英紀(ニューマン・ハース)をはじめ何台かがコースにステイ。カストロネベス、フランキッティ、ブリスコがピットで僅差のバトルを展開する。
続くリスタートでは、フランキッティがブリスコ、カストロネベスの前に出るも、すぐにペンスキーの2台がポジションを奪回。ブリスコ、カストロネベスの順で周回を重ねていくが、その差は僅差。110周目にはポール・トレイシー(KVレーシング)がターン4でバリアに接触したため、またもイエローが出されることとなった。
123周目のリスタートで、今度はカストロネベスがトップを奪い、さらにフランキッティがブリスコをかわしていく。カストロネベスはハイペースでフランキッティとの差を広げていくが、今度はロイドがターン2でクラッシュしたため、またもイエローに。これが最後のピット作業となり、ほぼ全車がピットになだれ込んだ。
最後のリスタートは167周目。カストロネベスがチェッカーに向けて逃げを打つ後方では、フランキッティが続き、さらにピットでポジションを奪回してきたパワーが続く。ラップダウンのマシンを交え、タイトルを争うふたりの2番手争いが展開されるが、フランキッティがなんとかパワーを抑えきりそのままチェッカーへ。そしてその前方では、カストロネベスが後続を引き離しトップでチェッカー! マシンを止めたカストロネベスは、フェンスに登り日本で二度目の“スパイダーマン”を披露した。
10番手からスタートした佐藤琢磨は、ピットのたびに少しずつポジションを落としてしまうが、中団でバトルを展開。終盤には追い上げも披露し、母国ファンの前できっちり12位でチェッカーを受けた。武藤はモラエスがクラッシュした際にステイした作戦が失敗。グリーン下でのピットインを強いられたことも響き14位。ロジャー安川は20位でチェッカーを受けた。
