現在第1シーズンが行われ、今週末には欧州でのレース初戦となるモナコePrixが開催されるフォーミュラE。来シーズンからはシトロエンがこのシリーズに加わることを目指しているようだ。そのパートナーは、ヴァージン・レーシングになると見られている。ヴァージンは、2015年〜2016年シーズンより参加が認められたパワートレイン開発メーカーのひとつに選ばれていて、この開発をシトロエンと組んで行うと見られている。両者が技術的な提携はもちろん、財政面でも提携するようだ。

 この動きは、自動車メーカーグループのPSA・プジョーシトロエンのカルロス・タバレスの指示によるものという。タバレスはかつてルノー・グループに在籍しており、当時フォーミュラEとのパートナーシップ締結に尽力した人物である。その後、2014年の1月より、PSAの取締役会長を務めている。また、タバレスは熱心なモータースポーツファンとしても知られている。

 今回シトロエンと提携すると見られているヴァージン・レーシングは、ロータスF1チームのテストチームがオペレーションを担当。そのロータスF1は、タバレスがルノー在籍時代、ルノーF1チームの名称でF1を戦っていたという経歴がある。

 PSAはフォーミュラEを、DSラインのPRに活用しようと考えているようだ。シトロエンのWRCチーム、チーム代表のイーブ・マットンは、英AUTOSPORT誌に対し「タバレス会長が『PSAグループはフォーミュラEに関心を持っている』と語ったという記事を新聞で読んだ」と語る。

「我々はプジョー、シトロエン、そしてDSの3ブランドが、モータースポーツによって鍛えられることを期待している。フォーミュラEは、我々のグループの鍛錬に有効なカテゴリーのうちのひとつだ。しかし、決まっていることは何もない」

 ヴァージンはこの件について何もコメントを発表してはいないが、広報担当者は次のように語っている。

「我々は色々なメーカーと話をしています。それは、フォーミュラEに参戦しているほとんどのチームです。第2シーズンにおける協力関係を期待していますが、何かを言うにはまだ早すぎます」

 シトロエンは、フォーミュラEにおいてルノーのような立場に立つことを目指している。ルノーは、e.ダムスに対してパワートレインを提供する予定だ。

 フォーミュラEの第2シーズンには、電気モーター、インバータ、パワートレインの開発が認められる。また、レース中の最大出力は、150kWから170kWに引き上げられる。そして2018〜2019年シーズンには、レース中にマシンを乗り換えることなく、走りきれるようになる予定だ。

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