フェルナンド・アロンソは、オーストラリアGPの予選後、ミハエル・シューマッハーからアタックラップをブロックしたとして抗議されたことを認めた。シューマッハーはアロンソはわざと邪魔をしたのだと考えているようだが、そんなのはナンセンスだとアロンソは述べている。
メルセデスのシューマッハーは、予選で自分のアタックをフェラーリのアロンソがブロックしたと考え、セッション後のパルクフェルメでアロンソに抗議し、「(僕がフライングラップだったことを)チームから聞いていなかったのか」と尋ねたという。
「彼は自分のアタックラップを僕が故意に邪魔したと思っていた」とアロンソはESPNにコメントしている。
「本当にばかばかしいよ。ミラーで彼は見えなかったし、無線でも全く知らされていなかった。だから彼が近づいてきて初めて、道を譲ることができたんだ」
シューマッハーはFIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングにもこの件で話をしたという。
「最後のアタック中だったが、彼(アロンソ)によって減速せざるをえなかった」とシューマッハー。
「チームから(僕がフライングラップ中だと)聞いていなかったのかと尋ねると、彼は『聞いていなかった』と答えた」
「彼はインラップで、ミラーを見るよりも他のことを気にしていたんだろう。だから難しい状況だった。だけど、金曜にドライバーズブリーフィングでこの件が議題になり、注意しなければならないという話になっていた。その話を中心になってしていたのが彼だったのにね」
「チャーリーともこの問題について話した。この件について、どういう指針があるのか、規則はどうなっているのかを知りたいからね。もし以前とは規則が少し変わったのだとすれば、それが問題ないかどうかを知る必要がある」
「ルイス(・ハミルトン)とも同じような問題があった。彼はアタックの前のラップだったのに僕をブロックした。感心しないね」