F1第14戦シンガポールGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
ルイス・ハミルトン 予選=1位
「僕の記憶の中で一番エキサイティングな予選といってもいいぐらいだ。最後のラップでは序盤にかなりロスをしたので、その時点でポールは取れないと思った。それでもプッシュし続け、失った時間を多少取り戻すことができた。ドライバーは、週末を通して予選最後のラップで自己ベストを出そうと努力する。そのころには路面が改善しているし、セッティングも最適な状態に仕上げておかなければならない。実際にはさまざまな出来事が起こっていたけれど、僕は自分の周りで何が起きているのかに目を向けないようにしていた。皆のタイムがあまりに僅差だったことに驚いた。他のチームは前進したね。ものすごく驚いたよ。フェラーリが1周の速さを見せているのにもびっくりした。素晴らしいことだね。ウイリアムズやレッドブルも速かった。レーシングの面で素晴らしいことだと思う。僕らのチームは最高の仕事をしてくれた。ダウンフォースが重要なこのサーキットでもトップに立てるマシンを用意してくれたんだ。心から感謝している。厳しいレースになるよ。今週末を前に、タイヤの挙動についてはある程度予想していたんだが、昨日のロングランでそれが一変した。タイヤマネジメントはとても難しい仕事になりそうだけど、ファンにとっては面白いレースになると思うよ。グリッドのクリーンな側につくことができるので、スムーズなスタートを切って、いい戦いをしたい」
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
「僕のここまでのキャリアの中で一番難しい予選だったと思う。なかなかリズムを見つけ出すことができなかった。予選に向けてブレーキを変えなければならず、序盤の走行で正しいバランスを見つけるのに苦しんだ。苦労するのは分かっていたが、セッティングに適応しマシンに慣れるのに時間がかかった。「仕方ない。6位か7位だろうな」と思ったよ。でも最後にバランスに満足し、いい感触を持つことができた。 ルイス(・ハミルトン)の方がほんのわずかの差で速かったと聞いて「なんてこった」って思ったよ! すぐに自分のラップを思い返すと、1000分の7秒を削れる場所はいくつもあった。最終コーナーとかね。でも結局のところ彼の方が1000分の7秒いい仕事をしたのだから、正々堂々と彼が勝ったということだ。 でも2番手もいいポジションだ。いいスタートをすることに集中するよ。去年はターン1でセバスチャン(・ベッテル)を抜いたし、ここからでも勝てる。 タイヤマネジメントが重要になる。昨日のロングランでたくさんのことを学んだ。明日はファンにとって面白いレースになるといいね」
ダニエル・リカルド 予選=3位
「もしメルセデスからコンマ2、3秒以内にとどまれれば決勝で彼らについていけるチャンスはある……今週末を前に僕らはそう考えていた。今日の予選では思っていたより彼らに近づくことができてよかった。スタートをうまく決めて、頭を使って戦略を活用することが重要になる。(メルセデスに)十分に接近できたらもちろんチャレンジするよ。今年は躊躇なく前にチャレンジしているけれど、ここはストリートサーキットだから簡単ではなさそうだね。母国(オーストラリア)に近いので、観客席の中にオーストラリアの国旗がいくつか見えて嬉しい。明日は彼らのために表彰台を獲得したい」
セバスチャン・ベッテル 予選=4位
「最後のラップには満足していない。少し攻めすぎてうまくまとめることができなかった。だからあまり満足できないけれど仕方ない。ポールポジションをつかめる可能性は十分あったんだけどね。明日はいいレースをしたい。ピットストップと戦略をうまく決めて、ここから何ができるか見ていくよ。僕らには速さがあるけれど、ここでは誰もが速いみたいだ。長いレースになるから、タイヤに注意して何ができるか見てみる」
フェルナンド・アロンソ 予選=5位
「昨日の時点で「予選の段階でも強い」と言われても、信じなかっただろう。結果は5位でいつもとほぼ同じ位置だけれど、今日の5位はこれまでとは全然違う。ポールポジションからわずかコンマ2秒差だったのだから。正直言って本当に驚いた。ポールからコンマ2秒差なんて、昨日は想像できなかった。僕らは通常フリープラクティスでは強いのに、予選で苦しむ。でも今日はそうではなかった。予選でも強さを発揮できたんだ。いいニュースだよ。今週末は最初のセッションからマシンにいい感触を持てた。一番大きな原因はこのサーキットの特性だと思う。ここはパワーの影響が少ないからね。シンガポールとモナコは独特で、他のコースと比較することはできない。でもシーズン序盤から比べると僕らが一歩前進したのは確かだ。最終戦までの間にマシンは少しずつよくなっていくだろう。明日は長いレースになる。メカニカル面で極めて厳しい状況になりそうだ。信頼性が重要だし、タイヤマネジメントがものを言うことになるだろう。表彰台の可能性はここ数戦よりも高いと思う。競争力があり、(予選で)トップ5に入ったんだ。表彰台を考えないわけないだろう? 優勝を考えるのは楽観的すぎると思うけど、状況を見ていくよ」
フェリペ・マッサ 予選=6位
「昨日から今日にかけて大きく改善することができた。今日の予選には期待を感じられた。選手権ランキングで順位が近いチームのそばに行くことができた。タイムが接近しているからトップ4に入れる可能性があったかもしれないが、6位というのは悪くない結果だよ。昨日抱えていた問題を特定できたのは本当にポジティブなことだ。タイヤの温度が上りすぎていたんだ。(プラクティスでは)セクター1ではコンマ2秒遅れ、それは問題なかったけれど、セクター2でコンマ9秒遅れ、セクター3でまたコンマ9秒遅れていた。コーナーを曲がっていくうちにタイヤがだめになっていったんだ。リヤタイヤを使いすぎて、ロングランはかなり厳しかった。でもマシンに変更を加え、予想どおり改善が見られた。チームは素晴らしい仕事をしたと思う。明日は難しいレースになるだろう。シーズン最長のレースだし、コンディションは厳しく、セーフティカー出動の可能性もある。だから何よりも2台揃って入賞することを目指すよ」
キミ・ライコネン 予選=7位
「マシンのハンドリングにすごく満足している。昨日セットアップを少し変更したら、予選で思いどおりに走れるようになった。でもQ3で新品スーパーソフトを装着して最後の走行に出たところ、(ソフトウエアの)トラブルが発生し、ピットに戻らなければならなかった。マシンにいい感触を持っておりいい結果を出せる可能性があっただけに本当に残念だ。決勝に自信を感じている。トラブルはチームがさほど苦労することなく解決してくれるんじゃないかな。明日はできるだけ多くのポイントを持ち帰るためにベストを尽くす。僕らは正しい方向に向かっていることが分かった」
バルテリ・ボッタス 予選=8位
「昨日のプラクティスからFP3の間に大きく改善することができたし、予選に向けてさらによくなった。週末の間にマシンのメカニカルセットアップが向上した。昨日はタイヤを適切な温度に持っていくことができずにいたが、その問題をうまく解決することができたんだ。Q3最後の走行のアウトラップが理想的でなく、ターン1でミスをした。各車のタイム差がかなり小さいことを考えると、ミスがなければいくつか上のポジションをつかめたかもしれないけれど、この位置で満足するしかない。明日は周囲のマシンと戦えるだけの速さを発揮できるはずだから、エキサイティングなレースになりそうだ」
ケビン・マグヌッセン 予選=9位
「今日は自分たちに可能な最大限の結果を出した。そこは強く主張していいと思う。Q3に進めて嬉しかったけれど、速さが足りないのも確かだ。マシン開発のためにさらに努力していかなければ。今日は自分にこれ以上何かできたとは思わない。今週末の僕らには速さがないんだ。明日はいいタイミングでセーフティカーが出て、うまい具合に何台かリタイアするマシンが出てくれれば、順位を上げられるかもしれない。明日の決勝ではいつもどおりベストを尽くす。全力でプッシュするつもりだ。僕はレーサーだから、順位を上げるチャンスがあれば必ずそれをつかむ。失うものはそれほどないから、最大限にチャンスを活用するよ。レースでやれることをすべてやって、貴重なポイントをつかみたい。皆がいい仕事をしているのに十分な速さを発揮できず悔しい」
ダニール・クビアト 予選=10位
「今日はマシンの性能を最大限に引き出した。チームはいい仕事をしたと思う。Q3はあまりスムーズにいかず、マシンが常に走りづらかった。でもQ2でなんとかいいラップを走ってQ3に進むことができた。10位というのは今日可能な最大の結果だった。明日はマシンの感触がもっと安定するよう、今夜課題に取り組まなければならないが、今日のところはやるべきことをやった」
