スペインのカタロニア州政府が、経済的な状況を考慮し、スペインGPの開催を継続するかどうか検討する必要があると語った。
バルセロナに位置するサーキット・デ・カタルニアは1991年からF1を開催しているが、昨年の時点で州政府関係者は、スペインGPの将来は経済状況によると発言していた。
「F1、あるいは2輪グランプリの開催について改めて検討することもありえる」とカタルニアの経済大臣アンドリュー・マス・コレリはRAC1ラジオに対して最近語っている。
「現在の状況の中でこれらを開催する余裕があるかどうか確信が持てない」
「いきなり再検討に入るわけではないが、今のような状況ではどこに金をかけるべきかを極めて慎重に考えるべきだ」
バルセロナは2016年までのGP開催契約を結んでいるが、マス・コレリ大臣は、契約を破棄することとレースを開催することのどちらにより多くのコストがかかるのか慎重に見極めなければならないと述べている。
「破棄するよりも維持する方が金がかかる契約がある」と彼はコメントしている。
2008年からヨーロッパGPを開催しているスペインのバレンシア政府も最近、コストを削減するためにバーニー・エクレストンとグランプリ開催契約について再交渉したいと述べている。