WTCC世界ツーリングカー選手権にトム・コロネルを擁して参戦するセアト・チーム・ホーランドは、WTCCの今季終盤の2戦、岡山とマカオのレースに出場しないことを決定した。
オランダのセアトのインポーターであるポン・カーが母体となるセアト・チーム・ホーランドは、昨今の経済状況から、トム・コロネルの駆るセアト・レオンTFSIを終盤の2戦、岡山とマカオに持ち込まないという決定を下した。
昨年の岡山WTCCの第2レースで、リバースグリッドのポールポジションからスタートしたコロネルはそのまま優勝。念願の勝利を達成した思い出の場所だけに、コロネルは今回の決定に失望のコメントをよせている。
「本当にガッカリしているよ。日本とマカオは僕にとって特別な場所だからね。特に日本は僕がF3、フォーミュラ・ニッポン、スーパーGTと長年に渡って戦ってきた場所だし、何より僕がWTCCで初優勝を飾った場所だ。そしてマカオはF3の頃から偉大なイベントだった。突然僕の予定は無くなってしまったけれど仕方がない。ポン・カーの決定には敬意を表したい」とコロネル。
セアト・チーム・ホーランドは、オッシャースレーベンとイモラでのレースに参戦した後、今季の活動を終えることになる。
